「あの人」
誰も望まない結末
一生
「あの人」を愛せない
「あの人」は
何も言わずに行ってしまった
それが相手にとって
どれほど辛い事か知らずに
いや、もしかしたら
それを知っていてそうしたのかもしれない
そうすることで
相手に喪失感を与え、記憶に植え付ける
己の存在を忘れさせない為に
そんなことしなくても
俺は「あの人」を忘れないのに
絶対、、
「あの人」と同じ終わりを迎えるまで
俺はこのことを
一生、後悔し恨み悲しむ
そうすることで
「あの人」を本当の意味で
失ったり、忘れたりしない
「人」は、
「人」は心の中で生き続ける
どんなに
残酷な別れであろうと
残された「人間」は
「あの人」の分まで生き
「あの人」の事を忘れなければいい
ただ、それだけでいい
それだけで
きっと充分だと
そう言ってる気がした、、
「あの人」は
同じ結末しか
迎えられない
どんなに抗っても。
だけど
生きている内は
色んな選択肢・結果がある
たとえ
終わりが最悪だろうと
「あの人」と生きてきた
事実は変わらない
だから俺は
「あの人」を思い続ける。
終わりは良く無かったけど
次、会うとき
色んな話をしてあげよう
その為に
俺が生きていた時に感じた
良かったこと、悪かったこと
楽しかったこと、苦しかったこと
「あの人」と共有できなかった
たくさんのことを
残りの人生精一杯、生きて
また会ったら聞いてもらおう
それまで待ってて
会ったら
今度こそ言おう
たったの一言
『ありがとう』と