表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/17

第十四夜

 第十四夜、更新しました♪

 少々短めで、情報主体なため、面白味には欠けるかもしれませんがよろしくお願いします。

 少女二人をさんざん昇り詰めさせ、果ての無い快楽の海にたたき込み、彼女らの体力をスズメの涙ほども残らないほどに削り切った伐は一人でタバコを吹かしていた。

 客たる少女たちはしばらく身動き一つとることもできず、無様に失禁した股ぐらを晒して転がることしかできないだろう。

 その間に、情報通の少年に預かった資料と保険医がよこした現状の情報のまとめに目を通す。

「……どうやったらここまで調べられるんだ? 洋介の奴は」

 思わずあきれかえる伐。資料には、一介の高校一年生が調べあげたとは、とうてい思えないような量と質の情報が載せられている。自身も裏界隈の情報を扱うことから、洋介の情報網の優秀さを、改めて知った気分だ。


 クリスティーナ=ウエストロード

・十七歳

・女性

・身長167

・体重59

・B96 W58 H92。

・二年Bクラス、クラス代表

・総合科目2132

・新体操部、茶道部および日舞研究会に所属。特に新体操はオリンピック候補に名前が挙がったが、様々な事情から取り下げられている。

・アメリカに本拠を置く、ウエストロード財団の長女。両親が極度の日本かぶれで、18年前に息子共々日本に移住。その後、クリスティーナ生誕。両親は世界を飛び回るも、彼女と息子は日本に住むようになる。

・兄の名前は、ライオネル=ウエストロード。現在24歳。勉強も運動も高いレベルでこなし、器量良し。ウエストロード財団の次期頭首として、経営に携わっている。妹のクリスティーナとは、幼い時分より面倒をみてきたためか、非常に仲が良く、周囲が羨むほどであったらしい。・クリスティーナには、第二学年にあがってから付き合いだした彼氏が居る。ただし、彼女が休学した二学期初めに転校しており、休学の理由に関わりがあるのではないか? という憶測も飛び交っている。



「なるほど、生粋のお嬢様だった訳か」

 くわえた煙草をふかしつつ、無感動につぶやく伐。

 どんなに恵まれた生まれの持ち主でも、ちょっとしたつまずきでどん底まで転がり落ちるなど、よくある話だ。

 散々になぶられ、蹂躙され尽くし、薬でパーにさせられて東南アジアあたりに放られた女の話など、裏の界隈ではゴロゴロしている。

 そういう非道さも、人間の本質の一つだし、この世界に確かにある真理の一つでもある。

「……ま、全部奪われないだけコイツらはマシか」

 言いながら手元のデジカメに目を落とす。

 そこには彼女らの痴態が写されている。もし、彼女たちが割り切りの出来ていない客だったときの保険だ。

 時折、勘違いされて付きまとわれることもある。非常に馬鹿馬鹿しく、うっとおしいため、必ずこういったものを入手するようにしていた。

「……フン」

 未だにだらしないほどに弛んだ、満足げな顔の彼女らを一瞥して鼻を鳴らす。それは、あたかも猫が興味の失せたものに砂をかけるようでもあった。

 第十四夜、いかがでしたでしょうか?

 クリスの個人情報だだ漏れです(苦笑)

 そして、クリスの兄、ライオネルことライオが登場(?)

 果たしてどうなるんでしょうか?

 次回もよろしくお願いしますね♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ