第2回 べ、別に『瑠璃の宝石』に影響されたわけじゃないんだからねっ!
先日の台風に伴う大雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
さりながら、大雨の後は鉱物採集の好機、というのもまた事実でして。
目的地は大阪府と奈良県の境にある二上山。
かつての火山活動の影響で、いろいろとレアな鉱物が採れる山なのだそうです。
特にガーネットは、研磨剤や紙やすりの原料として商業ベースで利用されているようです。
で、この二上山に源を発し、奈良県香芝市を流れる竹田川という小川で、ガーネットを採集してきました。
参考にしたのはこちらのブログ(ttps://stonecompany.blog/housekinara/)。
ありがとうございます。
それと、かなり昔に購入した、堀秀道氏著『楽しい鉱物図鑑』。
これまではただ眺めるだけでしたが、本格的に役に立ってくれる日が来たようです。
ちなみに、ガーネットとは?
和名「柘榴石」。
化学式「X3Y2(SiO4)3」(下付き数字って環境依存なのな。標準規格にしてくれよ)の珪酸塩鉱物のグループです。
もっとも、近年では珪酸塩以外もOKになったそうなのですが、まあそんなややこしい話はおいといて。
Xにはカルシウム・マグネシウム・鉄(二価)・マンガン(二価)など、Yには鉄(三価)・アルミニウム・クロム(三価)・チタンなどが入ります。
二上山付近で採れるのは、主にアルマンディン(鉄礬柘榴石:Fe3Al2(SiO4)3)なのだそう。深い赤色が特徴です。
西名阪自動車道柏原ICを降りて、まずは目的地近くのカフェでランチをいただきます。
お昼過ぎに現地に到着。
川原に降りて、パンニング皿代わりの植木鉢皿に川砂をすくい、ばしゃばしゃやると、比較的比重の大きいガーネットは皿に残ります。
この赤い粒々が全部ガーネットです。
すごいですね。
とはいえ、小さな粒がほとんどで、何mmもあるような大きなものはほとんどないのですが。
虫眼鏡で見ながら根気よくより分けて、顕微鏡で拡大したのがこちらです。
結晶の形がなんとなくわかるかな?
二上山周辺では、ガーネットだけでなく、ごく稀にサファイアも産出するのだという話です。
お皿に残った砂粒の中に、いくつか青い粒が見つかり、わくわくしながら採集して持って帰って来たのですが……。
水に濡れている時はそれっぽく見えなくもなかったのですが、乾燥させてみるとどこがサファイアやねん、というかんじです。
多分、長石の一種アマゾナイト(K(AlSi3O8))ではないかと。青い色は微量の鉛の影響だそうです。
さて、問題はこちら。
8月の誕生石ペリドット(橄欖石:Mg2SiO4)のような綺麗なオリーブグリーンですが、ただのガラス片? 私としては、ガーネットの一種グロッシュラー(灰礬柘榴石:Ca3Al2(SiO4)3)だと思いたいのですが……。
どなたかお詳しい方、ご教示いただけましたら嬉しいです。
というわけで、初めての鉱物採集&デジタル顕微鏡デビューだったわけですが、顕微鏡の使い方にはまだまだ課題がありますね。
とにかくサンプルへの光の当て方が難しい。
レフ板みたいなものを用意した方がいいのかな?
いろいろ試してみて、身の回りのものを観察していきたいと思いますので、不定期更新とはなりますがこうご期待。




