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蒼生俳句~無季~
蒼生俳句は季語の概念が希薄だ。
「無季」
そういえるだろう。
その理由の一つは蒼生大和、またはその影響が濃い領域では、季節の巡りが常と異なる点があげられる。
戦闘、防衛の観点から、生命の色が濃い領域が多い。数は力、生産性は国力。
農業で作物を育てる時、環境を調整する施設があるがそれと似ている。
温度や環境を調整する事で、本来その季節では育てられない作物が育つがそれと性質は似ている。
ともあれ、そういった環境的な要因が蒼生俳句の、俳句という枠組みにおける季語の重要性に影響を与えたのも事実である。だが同時に季語の縛りがなくなった事でより手軽になった。一言でいえば自由。
そしてそれは
「色に合う」
虚神の色に合っているのだ。
縛られず、とらわれず。
無季にすらこだわらない。
入れたければ入れていい。
自由。
それが蒼生俳句の一面である。




