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淡々後漢書  作者: ンバ
第十八、陳俊伝
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82/102

三・四、斉に轟く威風

3.

建武二年春,攻匡賊,下四縣,更封新處侯。引擊頓丘,降三城。其秋,大司馬吳漢承制拜俊為強弩大將軍,別擊金門、白馬賊於河內,皆破之。四年,轉徇汝陽及項,又拔南武陽。是時,太山豪傑多擁眾與張步連兵,吳漢言於帝曰:『非陳俊莫能定此郡。』於是拜俊太山太守,行大將軍事。張步聞之,遣其將擊俊,戰於嬴下,俊大破之,追至濟南,收得印綬九十餘,稍攻下諸縣,遂定太山。五年,與建威大將軍耿弇共破張步。事在弇傳。

(訳)

建武二年(26)春、

匡の賊を攻めて四つの県を下し

改めて新処しんしょ侯に封じられた。


引いて頓丘とんきゅうを撃ち、三つの城を降した。


その年の秋、大司馬の呉漢ごかんが承制して

陳俊を拝して強弩きょうど大将軍とした。

別れて金門、白馬の賊を河内かだいにて撃った。


四年(28)、転出して

汝陽じょよう及びこうを徇行し、

一方で南武陽なんぶようを抜いた。


この時、泰山たいざんの豪傑は

多くが部衆を擁して

張歩ちょうほとともに兵を連ねており、

呉漢は光武帝にこのように上言した。


「陳俊でなければこの郡を平定する事はできませぬ」


こうして陳俊を泰山太守に拝して

大将軍の事業を代行させた。


張歩はこれを聞いて

その部将に陳俊を撃たせ、

嬴下えいかにて交戦したが、

陳俊はこれを大破し、

追撃して済南せいなんまで至ると

印綬九十余を収得して

ようように諸県を攻め下し、

遂に泰山を平定した。


五年(29)、建威けんい大将軍の耿弇こうえんとともに

張歩を破った。この事は耿弇伝にある。


4.

時,瑯邪未平,乃徙俊為瑯邪太守,領將軍如故。齊地素聞俊名,入界,盜賊皆解散。俊將兵擊董憲於贛榆,進破朐賊孫陽,平之。八年,張步畔,還瑯邪,俊追討,斬之。帝美其功,詔俊得專征青、徐。俊撫貧弱,表有義,檢制軍吏,不得與郡縣相干,百姓歌之。數上書自請,願奮擊隴、蜀。詔報曰:『東州新平,大將軍之功也。負海猾夏,盜賊之處,國家以為重憂,且勉鎮撫之。』

(訳)

時に瑯琊ろうやがまだ平定されておらず、

そこで陳俊を移して瑯琊太守として

将軍位は元のとおり兼領させた。


斉の地ではもとより

陳俊の名は聞こえており、

界域に入ると、盗賊は皆解散してしまった。


陳俊は兵を率いて

贛榆(かんゆ)に於いて董憲とうけんを撃ち

進軍して朐の賊の孫陽を破り

これを平定した。


八年(32)、張歩がそむいて瑯琊へ戻ると

陳俊は追討してこれを斬った。


光武帝はその功績をめで、

詔を下して、陳俊に

青州と徐州の征伐を専断させた。


陳俊は弱く貧しき者を慰撫し、

信義を有する者は表彰して

軍の吏人を管制したので

郡県は法を犯せず、

百姓はこれを歌にした。


しばしば上書して

自ら隴・蜀の奮擊を願い出た。

詔書による返報にいわく、


「東州を新たに平定した事は

大将軍の功績である。


(東州は)海を背負って華夏を乱す

盗賊の居場所であり

国家は重く憂えている。

一旦はこれの鎮撫に勉めるように」


5.

十三年,增邑,定封祝阿侯。明年,征奉朝請。二十三年卒。子浮嗣,徙封薪春侯。浮卒,子專諸嗣。專諸卒,子篤嗣。


(訳)

十三年(37)、食邑を加増され

祝阿侯に封じられる事が確定した。


明年、征きて朝請を奉じた。


二十三年(47)に卒し、

子の陳浮が嗣いで

薪春侯に改封された。


陳浮が卒すると

子の陳専諸ちんせんしょが嗣いだ。


陳専諸が卒すると

子の陳篤ちんとくが嗣いだ。


(註釈)

2位呉漢(ごかん)と4位耿弇(こうえん)

サブみたいな扱いだけど優秀。

泰山の賊を平定し

勇名は聞こえ渡っていた。


隴西と巴蜀の平定には従軍させてもらえず

留まって東方をおさめた。

一回南陽の反乱でUターンしたから

劉秀の気持ちもわかる。



〜陳俊評価〜

・戦闘 ★★★★★★★ 7

・戦略 ★★★★★★ 6

・内政 ★★★★★★★ 7

・人格 ★★★★★★ 6


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