表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
淡々後漢書  作者: ンバ
第二十二、朱祐伝
101/102

二・三、略奪禁止

2.

延岑自敗於穰,遂與秦豐將張成合,祐率征虜將軍祭遵與戰於東陽,大破之,臨陣斬成,延岑敗走歸豐。祐收得印綬九十七。進擊黃郵,降之,賜祐黃金三十斤。四年,率破奸將軍侯進、輔威將軍耿植代征南大將軍岑彭圍秦豐於黎丘,破其將張康於蔡陽,斬之。帝自至黎丘,使御史中丞李由持璽書招豐,豐出惡言,不肯降。車駕引還,敕祐方略,祐盡力攻之。明年夏,城中窮困,豐乃將其母、妻、子九人肉袒降。祐監車傳豐送洛陽,斬之。大司馬吳漢劾奏祐廢詔受降,違將帥之任,帝不加罪。祐還,與騎都尉臧宮會擊延岑餘黨陰、酂、築陽三縣賊,悉平之。

(訳)

 延岑えんしんじょうで敗れて以降、遂には秦豊しんほうの将の張成ちょうせいと連合していた。朱祜は征虜将軍の祭遵さいじゅんを率いて東陽とうようで(延岑と)戦い、これを大破し、陣に臨みて張成を斬った。延岑は敗走し、秦豊に帰順した。朱祜は印綬九十七個を収め得た。進軍して黄郵を撃ち、これを降した。朱祜は、黄金三十斤を賜った。

 四年(28)、破奸はかん将軍の侯進こうしん輔威ほい将軍の耿植こうしょく、代征南将軍の岑彭しんほうを率いて黎丘れいきゅうに秦豊を囲み、その部将の張康ちょうこう蔡陽さいようで破り、これを斬った。光武帝は自ら黎丘へ至ると御史ぎょし中丞ちゅうじょう李由りゆうに璽書を持たせて秦豊を招いたが、秦豊からは悪口雑言が飛び出し、降伏を肯じなかった。車駕は引き返し、朱祜に方略について勅語したので、朱祜は力を尽くしてこれを攻めた。

 明年(29)夏、城中は困窮し、秦豊はそこでその母・妻・子供九人に肉袒させて投降しようとした。朱祜は監車で秦豊を洛陽へ送り、彼を斬った。大司馬の呉漢は、朱祜が「降伏を受け入れよ」との詔勅を廃して将帥の任を違えたとして弾劾文を上奏したが、光武帝は刑罰を加えなかった。朱祜は帰還し、騎都尉の臧宮ぞうきゅうと合流して延岑の余勢である党陰・酂・築陽の三県の賊を撃ち、これを悉く平定した。


3.

祐為人質直,尚儒學。將兵率眾,多受降,以克定城邑為本,不存首級之功。又禁制士卒不得虜掠百姓,軍人樂放縱,多以此怨之。九年,屯南行唐拒匈奴。十三年,增邑,定封鬲侯,食邑七千三百戶。

(訳)

朱祜の人となりは質朴で実直、儒学をたっとんでいた。兵衆を統率する際は降伏を受け入れる事が多く、首級をあげる功ではなく城邑を剋定する事を本目的としていた。一方で、士卒に俘虜を得たり百姓から掠奪する事を禁制しており、軍中で放縦を楽しむ者の多くはこの事で朱祜を怨んでいた。

 九年(33)、南行唐に駐屯して匈奴を拒いだ。

 十三年(37)、食邑を加増され鬲侯に封じられた。食邑は七千三百戸だった。



(註釈)

「死中に活を求める」の延岑えんしん

彼はとてもしぶとい。

秦豊の傘下に入ったり

公孫述の傘下に入ったりで

最後まで光武帝に抵抗を続けた。


朱祜が秦豊を斬ったのは

詔勅に反している、として

呉漢から弾劾されたが、お咎めなし。


呉漢は後年、公孫述や延岑らを

親族もろとも皆殺しにして

成都せいとを荒らしてしまったため

光武帝からキツく叱られている。


天下統一されると食邑7300戸。


参考、

夏侯惇2500(たぶん死の直前は5000)

羊祜5000

杜預9600

寇恂10000


野王は河内郡に属す。

南端の温県から近い位置にある。

司馬朗伝とかにも出てくる。


朱祜は儒学者でもあり

兵士たちに略奪を禁じていた。


金品強奪したり敵ぶっ殺したり

婦女に乱暴したりするのが目的で

参加してる奴もそりゃいるので、

そういった層からは恨まれていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ