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第6話 マールイッド(4)

「これをここの通貨にして欲しいんだけど」


そう言ってアマテラスはジャラジャラと金貨をカウンターに置く。

それを見てギョっとする商業ギルドの女性。

計りや拡大鏡を用いて一枚一枚見ていく。


「えーっと、全部金製ですね…。証明書もありますし、盗まれたものなどでも無いことは確実ですので、一部手数料を差し引いた上で、マールイッドで使われている通貨に交換させていただきますね」


「ひそひそ(証明書が無かったら面倒だったね~)」


「ひそひそ(そうですね、こちらの世界でも金は貴重のようです)」



「それではこちらが通貨になります」


ドサッと山のように通貨が置かれる。アマテラスは特に動じることもなく「ありがとー!」と言い、通貨の山を光の粒子に変え掌握する。


「…! お若いのにアイテムボックスをお持ちなのですね」


「ひそひそ(アイテムボックスってなんだろ?)」


「ひそひそ(おそらく、お金やアイテムをコンパクトにして持ち運びできることをそう言うのではないでしょうか)」


「ひそひそ(お若いのにって言うってことは~、こっちの人は必ず使えるわけじゃないみたいだね~)」


「? あのどうかなさいましたか?」


「ううん、どこの宿がいいか悩んでたんだよ~。おすすめの宿とかある~?」


「そうですね…宿の一泊あたりの値段が高ければ高いほど食事が豪華であったりしますが、何か外せないポイントなどはありますか?」


「お姉さんが居る宿!」


キリッとアマテラスが答えを返す。


「え?…えーっと、それならここはいかがでしょう?」


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