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第5話 マールイッド(3)

マールイッドに入った三人はその賑やかさに胸を躍らせる。


「すごーい!これだけ人が居れば、仲良くなれるお姉ちゃんも多くなるよね!」


「そうだね~、さっきの衛兵のお姉さんも優しかったし、期待大だね~」


「入ったばかりでこれですから、東の商業区などはもっと盛況なのでしょうね」


人通りが多い南門から中央広場へと進む。ときおり人とぶつかりそうになるも、アマテラスは短くテレポートをして通りすぎ、ミカエルは素早くサッと避け、セーレは半透明化によりすり抜ける。

そんなやり取りを何回か繰り返し、中央広場へ。


「ここから西通りですね」


またもやスルスルと避けながら、しかし通行者からはややざわつかれつつ、一度も人とぶつかることも無く冒険者ギルドに到着した。


「「着いたー!」」


早速中に入ると、今まではとは違う空気感が漂う。

それと同時に冒険者ギルドにはふさわしくない見た目の三人に視線が集まる。


「ひそひそ(いかにも冒険者といった雰囲気ですね)」


「ひそひそ(そうだね~、まあ冒険者になりに来たわけじゃないし、用事済ませて帰っちゃお~)」


「こんにちは。冒険者ギルドの受付ってここ?」


建物の奥、カウンター越しに立つ女性に話しかける。


「はい、そうですよ。何かお困りですか?」


「私達、初めてマールイッドに来たんですけど、証明書を頂きたいんです」


そう言うと、今までの重い空気感はスッと軽くなる。


「分かりました。それではお名前をお願いします」


…、


…、…、



「はい。それではこちらが証明書です。」


「ありがとー!」


無事証明書を手に入れ、冒険者ギルドを後にする三人。


「次は東側、商業ギルドだね~」


「おー!」


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