第23話 魔具屋マグマグ(2)
「あれ?レベル4で隠してるんだけどなぁ、バレちゃった?」
「あーちゃん、言っちゃったらさらにバレバレだよ~」
「や、やっぱり!なんか違和感あるから変だと思った!さすが私!」
フフン!と鼻を鳴らすよう誇らしげに腕を組む店主。その様子を見てミカエルは冷静に話す。
「ひそひそ(少し焦りましたが、隠蔽しているのは分かっているものの、元がどのくらいなのかは分かっていないようですね)」
「ひそひそ(そうみたいだね~、そこまでバレちゃうと凄かったんだけどね~)」
「ちょっと!そこひそひそしてるの聞こえてるんだからね!」
「ねぇねぇ、とりあえず中入って魔具見ていい?」
「ちょっと待って!まだ隠蔽問題は解消してないんだから!わざわざ能力隠して店に入ってくるって明らかにおかしいでしょ!偽物売り付けようとしてるんじゃないの?!」
「何も持ってないよ~、むしろ魔具ってどういうものなのか知りたくて来たんだよ~」
「うーん、怪しい…魔具知らないってことは冒険者でも無いんでしょ?そもそもなんで隠蔽し続けてるわけ?」
「いろいろ訳ありでして、解除するわけにはいかないんです」
「あ、でもみーちゃん、今はお店に私達以外誰も居ないし、私だけちょっとだけ解除してみよっか」
そう言うとアマテラスは自身の隠蔽魔法を解除する。すると、
「ぇ…」
店主が声を出したか否かの瞬間、
パリーン!バキバキ!パリーン!パキパキ!パリーン!と店の中から騒がしい程に何かが割れる音が響く。
「え?え?え…、…、うわー!商品がーーー!!」
「あーちゃん、これはもしかするとやっちゃったかも~」




