第13話 探索クエスト!(2)
セーレが示した地点にテレポートした三人。
「わぁ!一面の花畑だよー!」
「これがマールイッドですね、とても綺麗な花です!」
「どのくらい摘んでいく~?」
「あんまりいっぱい摘んじゃうとかわいそうだよね、うーん」
「三輪ほどでどうでしょうか? アリアお姉ちゃんの分、テレージアお姉ちゃんの分、それと店頭に置ける分で」
「それでいいんじゃないかな~、三輪なら街の近くで見つけたことにもしやすいし~」
「ねぇねぇ、何かこっちに向かってきてるよ?」
黄色の花畑をスルスルとかき分けて黒い影が迫る。
「何匹かいるみたいだね~」
ある一定の距離を保ち、攻撃の機会を伺うように三人の周りをぐるぐると回り始める。
「魔物…だよね、サクッとやっちゃおっかー!」
アマテラスの手のひらからポンっと光の玉が出現する。刹那、光の玉から黒い影に向かって熱線が放たれる。反撃も回避も許さぬ速攻により黒い影は光の粒子になり消滅する。
「結局どんな魔物か分からなかったね。まあお姉ちゃん達心配するし、何も無かったことにした方がいいよね!」
「毛皮や牙などが落ちてますね、…いりますか?」
「「いらなーい」」
「マールイッドは摘んだし~、小春日和に戻ろっか~」
ミカエルが指を弾くと三人は瞬時にその場から消える。
…、
…、…、
「…見たか?今の」
「途中からしか見えなかったけど、小さい女の子三人がブラックイーターから襲われる…と思いきや、瞬殺してどっかに消えた」
「アイテムもそのままだ。ブラックイーターの素材は高く売れるのにどういうことだ?」
「まあ、うちらにとってはボーナスボーナス」
「武器も防具も身につけて無かったように見えたが…まさかな」
「そういやここ、マールイッドの花畑なんすね。クエスト報酬は少ないっすけど、見つけて欲しいってのあった気がするっす」
「ブラックイーター討伐報酬、アイテム納品報酬、マールイッド捜索報酬で三つもクリアだな。一旦街に戻ろう」




