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最終話 打ち切りあるある

 試合はあっさりと終わった。

 まあ、面白かった。

 賭けに勝ったのかって?

 

 まあ、ご想像におまかせしよう。

 そして、しばらく観戦してたらエセ忍者がいた。

 

「おぉい!! シン殿ぉ〜!!」

「うるせぇ!! 周りの人に配慮しろ!!」

「それはそうとして、拙者と一度戦って見ようぜ?」

 

 それはそうとするな。

 それに少し、地が出てるぞ

 

「いいじゃないでござるか!!」

「良くねぇよ。」

 

 

 などと言いっていてもこいつは変なところで頑固。

 結局、俺とエセ忍者とで戦うこととなった……。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 ピコンッ♪

 

 入場しろとの通知が来た。

 はいはい。

 分かりましたよっと。

 

 面倒に思いつつ、少し興奮してる自分に呆れつつも闘技場へと歩んでゆく。

 

「へっへっへっ、ここであったが百年目!! 覚悟するでござるよ!!」

「何いってんだコイツ。」

 

 

 おっと、思わず口に出ていた。

 まあ仕方ない。

 うん、素直なのはいいことだからな!!

 

「ま、良いか。俺が勝つのは明白だしな。」

「何の話でござるか!! というか、さっき暴言聞き捨てならぬでござるよ!!」

「知るか、エセ忍者。そんなのだからいつまで立ってもエセ忍者なんだぞ。」

「ひどいっ!!」

 

 さて、イジるのは終わりとするか。

 

「さて、行くぞ? エセ忍者。まずは、その俺に勝てるという幻想をぶち壊す。」

「はんっ!! 思い上がるな、で御座るな!! 拙者がいくら弱いとはいえ拙者の(最弱)はちっとばっか痛いでござるよ!!」

 

 どこぞの有名アニメの名台詞を互いに吐きつつ俺は、いつもの刀を構える。

 エセ忍者は余裕綽々とばかりに両手をポケット……え、? なんであるの? ……まあいいか。

 

 仕切り直して……、ポケットに突っ込んで立っている。

 

 そして、開幕の火蓋は切って落とされた。

 

 先に動いたのは俺だった。

 

 両手に持った刀を上手く使い瞬速で首を狩りに行く。

 だがそんなうまく行かせてもらえず当然のように背後から鎖付きの苦無が飛び出し俺の動きを阻害する。

 

 チッ、なんでここまで器用に動く?

 

 その思考を阻害するかのように鎖付きの苦無が俺を刺し殺そうとする。

 

 おかしい。

 

 慌てて、周りを見渡す。

 そして、気づいた。

 

 鎖の根っこが全て繋がっているということに。

 

 そういうトリックか!!

 おそらく、俺の目の前にいるエセ忍者は偽物。

 本物は鎖の繋がっているところにいるのだろう。

 

 そうと分かれば話は早い。

 左手に持つ刀を投げ捨て飛んでくる鎖を奪い思いっきり引っ張る。

 そしたら案の定、出てきた。

 鎖を両手で操作している姿がはっきりと見える。

 

 貰った!!

 

 そう思い、刀を振り切った瞬間。

 

「拙者の勝ち……だぁ!!」

 

俺とエセ忍者の 腹が貫かれていた(胸が貫かれていた)

 

 そして、初めて俺はこのゲームでリスポーンを体験した。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「……って、話があったよな? 仁馬」

「むにゃむにゃ……」

 

 あのVRゲームをしていたときの話を夕暮れの教室で仁馬と話していた。

 が、こいつは眠ってしまっていたみたいだ。

 はぁ、昔からマイペースだな。

 もう放ってかえるか。

 

 カバンを手に取り、一度辺りを見渡してから教室を出る。

 

 そうか……、もうこの教室に来ることもないのか。

 

 そう思えば涙の1つや2つ出てくるものだ。

 こみ上げてくるなんとも言えない激情を押さえつけ、下駄箱に行き靴を履き替える。

 そして、履き替えた上履きをカバンに入れ正門から俺は出ていく。

 

 空は、奇麗な夕焼けから蒼い夜へと変わりゆこうとしている。

 

「あっ、真くん!! あのバカは!?」

「教室で寝てるぞ?」

「全く……相変わらずね。卒業式でピャーピャー泣き喚いて疲れたのかしら?」

「かもな」

 

 そう笑いながら返す。

 委員長もゲームを始めた2年前から少し成長した。

 まあ、胸はあいかわらずだが。

 

「なにか失礼なこと考えたでしょ?」

「イエ、ナニモ……、っておーい!! 仁馬!!」

 

 慌てて、走ってくる仁馬に可愛いものを見る目つきで見ている委員長。

 今では、先生公認のバカップルと校内で噂だ。

 

 ふう。

 もうそろそろ帰らないと詩子や仁馬の妹に心配される。

 

 そう思い、俺は歩みはじめる。

 

 夜空に浮かぶ星はとても綺麗だった。

ご読了いただきありがとうございます。

ではここからは宣伝のお時間です。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「完結おつ!!」


目の前に平凡な青年がいる。


「誰だ?」

「後輩ですよ、後輩。」

「いや誰だよ?」


そう言うと困った顔をしつつ、答える。


「俺の名前は、福幸 那人。次回作の主人公です。そう言う、先輩の名前は?」


俺、俺かぁ。


「黒木 真だな。満足か?不幸な人?」

「ひっど!? 不幸な人って!!」

「いや、事実だろ。」


特に考えずに読めば不幸な人としか読めないだろ。


「ま、まぁいいか。黒き神さん?」

「どうしてそうなる!?」

「黒木で黒きでしょ? んで、まぁ真はしんって読めるじゃん?しんは神だろ?だから、黒き神ってわけだよ」


ムカついたので殴ろう。

などと考えていることが分かったのか俺から距離を取る。


どうした〜? 怖くないぞ〜? (棒)


「そ、それより。俺の作品の宣伝を……。」

「あぁ、そうか。頑張れ? 不幸な人。」


後ろから最後までひどいっ!!などとのたまう声が聞こえる。

そのまま読んだだけだと言いたい、言い返したいができない。

目尻に浮かぶ涙は後輩に見せるべきではない。

俺はここで終わった。

認めようとしても認めきれない。


「せんぱぁ〜い!! あなたの物語を引き継ぎます!! 黒犬狼藉が残した物語を!!」


チッ、全く。

作者があえて裏設定にして消していたことを言うんじゃねぇよ。


目には涙の跡がある。

もう恐らく、俺は作品に出ることはない。

いや、絶対に……か。

なら、後輩に伝えてやるか。

顔は向けてやらない。絶対に。


語るのは背中で。


何を言うかって?

決まってる。


"最高の作品を作れよ、馬鹿者が"


今、初めてあってもう二度と合うことがない友に先ゆくものから最後の言葉だ。


あぁ、眩しい。



こうして俺は、消えていった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


「受け継いだぞ。黒木 真さん。」


少年は、拳を握り消えていった真のいた場所を見つめる。

しばらく、そうしたあと気持ちを入れ替えるかのように胸を叩く。

そうして、宣伝が始まる。


「黒犬狼藉による正史に記される3つ目の物語。その名は……、"最弱から始まる暴食無双 〜EXスキル【実ガチャ】と大罪スキル【暴食】を使い不幸な少年は異世界を生き抜く〜"です!!以下のURLから読めますので交互ご期待くださいっ!!」


一息に言い切ったあと目尻に浮かぶ涙を拭う。

そうして、背を丸めてしばらくしたあとこの世界から彼も消えた。


────────────────────────


と、言うわけで新作開幕!!

↓URLはこちら↓


https://ncode.syosetu.com/n2291hl/


今作をお読みいただきありがとうございました。



チッ、裏設定表に出すなよ

面白いからいいけどさ。

書き直す手間を……、あー!!もういいや!!このまま突っ走ってやる!!

覚えてろよ!!(笑)

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