62 増殖するヤンデレ
取り敢えず、学校が終わった。
目ぼしい本がないか本屋さんに行くことにしようか。
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「おおっ!! 真くんじゃないか!! 久しぶりだね!!」
「お久し振りです。めぼしい本は?」
「一応あるよ? 買うかい?」
「内容。」
一言そういっただけで理解してくれた。
取り敢えず、その本を見せてきた。
手に持つと横幅の太さがわかる。
重さも中々……
十分鈍器にできるだろう。
軽く、あらすじを読む。
ほう、意外とダークの割にはギャグ要素も多いのか。
ゲーム世界を舞台として主人公は……男か? もしかしたら女の可能性も……まあ、読み進めればわかるか。
武器は包丁をメインに使ってるみたいだな。
というか包丁を使うのが一番効率がいいのか……
ふむ、なかなかに面白そうだな。
「お、買うかい?」
「まあな。」
いい買い物をした。
さて、家に帰るか。
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「真おにいちゃぁぁん!!」
ヤンデレ妹が、俺の家の前にいた。
今度は家の中にいないんだなぁ。
さて、現実逃避はやめて……
「逃げるか。」
「愛の逃避行ですかぁ?」
違います。
生命の危機を感じたので逃げてるんです。
俺はまだ死にたくないぃっ!!
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逃げ切ったぜ……
もう息が上がってるよ……ハァハァ。
取り敢えず、家の中には入れ無い……よな?
ピロンッ♪
一通のメールが来た。
「ん? 誰からだ?」
見てみるとモブCから。
内容は……おかえりなさい、旦那様ぁ?
意味が分からないが取り敢えず、背後 (今俺は扉の方を向いている)から感じる威圧の正体はわかった。
絶対モブCだ。
バチバチッ。
あ、これスタンガンの音だぁ。
なんでヤンデレから逃げた先に二人目のヤンデレがいるんですかねぇ?
まあ、いい。
取り敢えず、電気をつけて、と。
その次に背後に振り向きざまに肘鉄。
「キャッ!」
モブCを眠らせて、と。
ドアを開けて突撃してきたヤンデレ妹の首筋をトンッってやって気絶させてからそれぞれの家に運びましたとさ、マル!!
さて、送り届けたし今日は寝ようかな。
本編に登場する本は実在しませんが内容自体は登場しています。
はい、杞憂さんが執筆している『ボトムダウンオンライン』です。
興味のある方は是非調べてください。
(※御本人に許可は貰っています。※)




