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57 虫の皇帝

体を、滑らし皇蟲(インセクト・カイザー)の背面に立つ。


が、即座に羽で俺を叩く。


うぉい!!

ま〜じかぁ!!


回し蹴りで、カウンターを決めたものの大したダメージはない。

そして、怯みもしない。


こういう時、エセ忍なら魔法をぶっ放すんだろうが俺はそんな便利なもの持ってない。

エセ忍から前に奪った紐で手を保護する。

あんな石みたいな装甲を持ってるやつと素手で殴り合えるかぁ!!


いや、殴り合えるけど。

手が痛いんだよ。


こんな時に鎖があればなぁ。

石程度ならサクッと破壊できるんだがなぁ。

無い物ねだりはするだけ無駄だ。


ひとまず、互いにもう一度距離を取る。

おお、なかなかわかるじゃねぇか。

仕切り直しと行こうかぁ!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆


ふっ、あの白髪の目つきが悪い人が皇蟲(インセクト・カイザー)と組み合ってるうちにと魔法を放ちましたが……


うまくかわされましたわね。

大人しく、避けなければいいものを……


「どうしますか?」

「私の手でけりをつけるに決まってるでしょう!!」


あの、ムシケラを私の手で片付けなければ気が済みません!!

そう思い、魔法スキルを発動させようとしましたが……

魔法陣が現れた段階で、石が投げられましたわ?

なぜでしょう?


そう思い、周囲を見渡すと貧相な小娘が私の方を睨んでいますわ?

ムカつくし、魔法を放とうかしら?


「あ、あの!!

皇蟲(インセクト・カイザー)を倒すなら今ですよ!!」

「黙りなさい!!」


チッ、使えない執事ですこと。


「し、シンくんの邪魔はさせません!!」

「勝手に人の名前をバラすんじゃねぇ!!

って、クソがっ!!

お前はお前で空気を読めよ!!

戦いたいんならいくらでも相手してやるからよぉ!!」


ふっ、あの目つきが悪いやつはシンというのですね。

よぉく、覚えておきましょう。


さて、スキルを発動させましょうか。

発音する必要がないのは嬉しいですわね。

やはりこの、特殊スキルは優秀ですわ。


「ちっ、埒が明かねぇ!!

モブC!! 逃げるぞ!!」


そう言うと、彼は手に巻いていたローブで私を巻きます…… え、? ちょ、ちょっとまってくださいまし?


そして、私を皇蟲(インセクト・カイザー)に向かって投げつけます。


キャ、キャァーー!!


その後私は、無事


死に戻りましたとさ。


キィィーー!!

絶対許しませんわ!!

シンでしたわね!! 今度あったらギャフンと言わせますから覚えておきなさい!!


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆


「ふぅ」


柄にもなく、ため息をついてしまった。

が、仕方ないか。

あの化け物から無事逃げ切れたのだ。


家帰ったら本読むからなぁ!!

絶対だ!!


そして、ステータス確認と。


───────────────────

ステータス

名前︙シン

レベル︙31

職業︙迷宮主


攻撃力︙302

防御力︙331

精神力︙311

素早さ︙361

器用さ︙399


スキル︙

逃走 Lv.3

剣術 Lv.2

槍術 Lv.1

薙刀 Lv.1

工作 Lv.1

格闘 LV.3(New)


称号︙

逃走者

ダンジョンの覇者

キラーアントスレイヤー

格闘家(New)


ダンジョンステータス


ダンジョンポイント︙285


召喚可能モンスター︙

スライム 10

スケルトン 20

ゴブリン 50

キラーアント 25


召喚可能トラップ︙

鉱石生成 100

落とし穴 100

毒矢 100

蟻塚 1000


生成可能アイテム︙

錆びた剣 10

古びた槍 10

くすんだ指輪 10

ホコリが被った本 10

普通の刀 100

───────────────────


増えてるな。

これだけでもあいつと戦った価値があるという事だ。

良かった良かった。

さて、今日はもう終わるか。

更新遅れてすいません。

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