55 学園祭…と見せかけて…
さて、一週間後に学園祭がある。
俺のクラスはメイド喫茶(執事もいるよ)らしい。
そして、何故か俺が裏方の茶を入れるやつをやらなければならないらしい。
…… なぜだ?
ちょっと待て。
確かに会議中に俺は寝ていた。
そこは認めよう。
ああ、認めようじゃないか。
けどさ、けど、なんでいちばん重要な茶を入れる部分を俺に任せた?
そして、先生。
なぜあなたは許可した?
おかしいだろ。
色々と。
まあ、任されたものは仕方ない。
取り敢えず、家に帰るか。
そう思って家に帰る。
「おや? 帰ってきたのか? 真」
「父さん?
いつ帰ってきたんだ?」
「今日の昼頃だよ。
いやぁ、アメリカでの仕事も一段落して次はカナダへ出張だよ。
全く……、まいったなぁ。」
はい、俺の父さん。
黒木豪刃だ。
性格は凡人?
まあ、至って普通の人だ。
爺ちゃんの息子とは思えないぐらいな。
まあ、能力はかなり高くある程度引き継いだとはいえ父さんの会社をここまで大きくしたのは父さんだから性格と能力はあまり比例しないのだろう。
まあ、少し話をしていたら母さんが帰ってきて二人でどっかに行った。
まあ、デートか。
くっ、見せつけるな!!
とまあ、冗談を言いつつ
とりあえず俺はゲームをやろうとしたら家のチャイムが鳴った。
ん?モブCか。
「なんのようだ?」
『え、えっと……
げ、ゲームを買ったから一緒に遊ばないって……
や、やっぱり興味ないよね?小説ばかり読んでるし……』
「種類による。
なんのゲームだ?」
『えっと……、VRMMO?何だけど……』
「ゲームタイトルは?」
『えっ!?あ、あのComplete game onlineってやつなんだけど……』
「奇遇だな。
俺もやってる。
ログインはしてるか?」
『えっ!!本当に!!
ログインしてるよ!!
あの、チョウムの街にいるから!!』
そう言ってバタバタと走る音が聞こえてきた。
足音からして体重は……、ゴホンゴホン。
一部の読者から苦無やナイフ、ククリナイフを投げつけられかねん。
まあ、やることも出来たしとりあえずゲームにログインするか。
ん?待ち合わせ場所決めてないよな?
ふむ……、とりあえずそれを話してからログインするか。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆
「到着っと。」
ログインして、洞窟出てラノベの走り方実践して滅茶苦茶早く走れて、予想より早く到着した。
ふむ、また声が聞こえるなぁ。
ん?ちょっと待てよこの声……。
モブCと、あの変態ストーカーじゃ無いのか?
よく見るとモブAもいた。
うん、確実だ。
モブAは、Cに気づいている様子は……、ないな。
もう面倒くさいから今度はエセ忍者から奪った苦無をサクッと投げてこけさせてからモブCを、姫様抱っこして逃げの一手!!
前みたいに絡まれて面倒くさいことになるのは嫌だからね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆
「えっ、えっと……、黒k………」
「シンって呼べ
実名で呼ぶんじゃない。」
「あっ、ハイ。」
「じゃあ、森に行くぞ。」
「えっ、あっ、うん。」
何か、ものすごく残念そうな顔をしていたが…
俺は俺の予定を進める。
ついでにこいつのレベルを上げたらいいだろと思ってる俺には無意味だ。
恋愛フラグ?そんな物はへし折るに決まってるだろうが。
というわけで森までお姫様抱っこで走りました。
テンテン。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆
到着したな。
ここは、前に一度エセ忍者ときた森
蟲魔の森
だな。
マップ名は地図を見たから知ってる。
で、ここでダンジョンに住んでる奴らのレベルアップを図ろうってわけだ。
彼奴等は自力でここまで来てもらってる。
地図渡してるから来れる…… かなぁ。
と、不安に思っていたのも杞憂のようだ。
がさがさという音がして助さんが来た。
少し逞しくなってるな。
レベルでも上がったのか?
そして、近くでキラーアントと戦っていたモブCは悲鳴を上げる。
薄暗い森の中で急にスケルトンが来たらまあ、驚くよな。
だが、そんなこと知るか。
あ、切られてやがる。
一気に負けかかったので即座に助けの手を入れる。
首をポロリさせ尻餅をついているモブCを助けようとしたときに見えてしまった!!
助さんが、キラーアントの首をポロリさせているところを。
あ…… 見なきゃよかった。
思ったよりグロい。
刀をある程度使えるからと言って上手いわけではないことが、よぉくわかったな。
とりあえず、今日は慣れさせるか。




