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51 君って金持ちなんだね

おはよう御座います。

いやぁ…少し眠いな。

まあいいか。

取り敢えず、学校行く準備をするか。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆


「ふわぁ…」


あ、仁馬が欠伸してやがる。

あのあとも、どうせ遊んでたんだろうな。

自業自得ということで授業中に寝て先生に怒られておけ。


で、今日は…来てるみたいだな詩子。

まあ、守るとかなんとか言ったから最低限それだけは守ってやろう。

それで、成金馬鹿共は…ああ…いたいた。

また金持ちトークしてるなぁ。

どうでもいいのでほっとくか。


ああ、眠いなぁ…。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆

詩子視点


あっ、黒木くんが学校に来た。

なんかいつもどおり眠そうな顔してるなぁ…

けどなんか、そこが…なんだろう…う~んと…

まあいいや。

何か、いつもよりかっこよく感じるのは私の気のせい…だよね。


あ、千奈ちゃんが来た。


「おはよう。」

「ええ、おはよう!!大丈夫?真が失礼なこと言ってない?」

「うん、そこは大丈夫!!

それどころかきっちり励ましてくれたよ」

「そう、それなら良かったわ。」


そういうと、カバンを机に置き教科書やノートなどを出し勉強をしている…。


うわぁ…

勉強めちゃくちゃしてるなぁ…。

そんなことを考えていたら令のそばにくっついている美依子と、栄子が来た…。


「え、何?私達の顔に泥塗ってノコノコ学校来れるんだ、へぇ?

どうしたの?どっかのエセ金持ちにでも励まされたの?」

「ハハッ、うっけるぅ〜?

あのねぇ?この社会ってのはそこまで甘くないんだよ?

私達の顔に泥塗っといてただで済むなんて思ってないでしょうね?

え、まさか、家に迷惑掛からないとか思ってる?

令に頼めば貴方のお父さんなんてすぐ首なのよ?

いま海外出張らしいけどねぇ?あなたの行動一つであなたのお父さんが首になるってこと覚えておきなさいよ?」


そう二人が言ったとき、私は悔しくて涙が出そうで…


「残念だったな。

お前らが頼んでもこいつの父親は首にならねぇよ」


黒木くんからの言葉が聞こえた。

本当に助けてくれる…の?


「へぇ?あんたその裏切り者のアバズレ女の肩持つんだ?」

「ん?意味が違うぞ。

わかりやすく言ってやろうか?愚図共。

お前らの理論は通らねぇんだよ」

「はは〜ん、なんか肉体関係でもなったの?へぇ、やっぱりアバズレはアバズレね。」

「はぁ…

どうしたらその結論になるのか分からないが…

取り敢えずいい事教えてやるよ。

こいつの父親があのエセ金持ちの会社にいる理由知ってるのか?」

「は、そんなもん知るわけ無いわよ」

「そもそも、あんたに関係ないでしょ?」

「それが、関係あるんだよ…ハァ…

全く…委員長も俺を都合良く利用してほしくないんだがねぇ…」

「いいじゃない別に?

私はクラスの雰囲気を良くしたいだけだし?」

「ハァ…頭いい人は嫌いなんだよ…


まあいいこと教えてやるよ。

例え、あいつの会社から首になってもこいつの父親は困ることはないしそれに、あいつの会社からこいつの父親が消えたらかなり大損をするぞ?」


そう言って、いつもどおり無表情になりながら淡々と説明をし始める。


「俺も詳しくは知らないけどな。

こいつの父親と、俺の父さんって同級生なんだよ。

それもかなり仲のいいな。

色々あって、社会人になる頃からあまり会わなくなったらしいが…

で、だ。

俺も、詳しくは知らねぇし知りたくもないが…

こいつの父親、俺のところの会社からスカウト来てるの知ってるのか?」

「えっ?」


どういうこと?


「あの会社にいるのはあくまで恩返しでしかないんだぞ?

お前らが脅して退社させてもいいが…

その場合は、こいつの父親が俺の会社に来るだけだしガキからのお願いでそんな強制力はないぞ?

そもそも、お前ら俺の事馬鹿にしてるがなぁ?俺の父さんの会社はうちの爺さんから引き継いでいるだけだからな。

いやぁ、この前父さんに聞いてびっくりしたよ。

最近売れているゲーム機のVRゴーグルがあるだろ?

あの開発にも携わってて今、かなり業績が良いらしいぞ?」

「そ、それでも!!

所詮あなたの会社は…」

「俺の会社じゃねぇ。

俺の父親の会社だ。」


黒木くんは低い声で威圧するように二人に向けて言った。


「所詮、あなたの父親の会社は下請けの会社でしょ!!

令の会社は、そんなんじゃないのよ!!」

「他人を馬鹿にするのならデータを揃えろよ。

これじゃあ、呆れて笑いも出ねぇ。」


そういうと、一息ついてから言葉を吐き出していった。


「たしかにそうだなぁ?俺の父さんの会社は下請けだよ。

ただなぁ?どこからその仕事を受けていると思う?」

「えっ、それは…」

「答えを教えてやるよ。

うちの爺さんが会長の黒犬グループだよ。」

「ええっ!!あの一部上場のっ!?」


えっ?本当に!?

デジタルからアナログまでをモットーにするあの黒犬グループなのっ!?


「か、会長って…」

「うちの爺さんが立ち上げた会社なんだよ。あれ。

昔、起こった大災害…

ほら、お前らも知ってるだろ?日本大震災だよ。

あの少し前に立ち上げて大震災のときに各方面に無償での復興支援をしたときの伝手で復興後は様々な会社、地域から信頼を勝ち取ったんだよ。

爺さん曰く、屋敷に金はいくらでもあったから復興支援に当てたって言ってたぞ。」

「う、嘘よ!!そんなの!!」

「嘘だと思うのならあのエセ金持ちの親父に聞いてみろ。

答えてくれると思うぞ?

そもそも、下請けなのに立派な会社とため張ってる時点で気づけよ」


そういうと、彼は席に戻った。

えっ?私放置されたの?

後は自分でしろってこと?なんて思ってたら二人もなんか、ブツブツ言いながら席に戻ってた。

その後少ししたらホームルームが始まり…今日は平穏な一日を終えられた。


良かった良かった。

はい、主人公の爺さんである狼藉さんは大企業の会長でございます。

ここからは裏話ですが日本大震災(現実とは一切関係ありません)のときに各方面に手を伸ばして良く黒犬家の金庫のお金が尽きなかったですねー。

あると言っても数億円程度しかないはずですし…

一体全体どこから取り出したのやら…(ΦωΦ)フフフ…

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