29 女の友情って怖い。
若干の胸糞要素有りです。
「ようやく授業終わったわ全くあの糞陰キャの授業は聞くだけで耳が腐りそう。」
「うわぁ、分かる分かる。
つーか、もうお昼じゃん。早くご飯食べよ食べよ。」
「そうそう、あんな教師の話なんて飯が不味くなるだけだよ。」
なんか、金持ち達(初登場は10話)が騒いでやがる。
というか、数学の先生に対してなんて言い草だよ。
あの人いい人なんだぞ?俺たちのことを結構気にかけてるし。
最も下ネタが多いことは許容できないが…
というか、一応担任なんだぞ…。
まあ、陰キャなんはそうだろうな。
この前、小説の話してたら異世界行って無双してハーレム作りてぇ!!とか言ってたし。
ん?年齢?二十代後半だったぞ?
見た目は筋肉マッチョで女性からモテなさそうな感じ。
既婚者だけど。
なんか、本人曰く嫁さんの尻に敷かれてるらしいぞ?
と、話がそれた。
金持ち共の話を聞いてたんだな。
理由?Cが復活したからだ。
みんなはもう忘れてると思うがCというのは本屋で万引きをしたのを俺に見つかりそこから逃げたい一心で俺を痴漢に仕立て上げたクズだな。
そいつが学校に来てたからちょっと話を聞いてる。
恋心を持ってるわけじゃない。
断じて、だ。
「ていうか、今日の令さんの弁当は豪華だねー」
「ふふふ、そうでしょ、そうでしょ?
あのエセ金持ちとは違うのよ」
そうですか、俺は毎朝…というか母が作ってるとき以外は自作です。
アンタ違うよね?
というか、何張り合ってるんだろ?
「それって、家政婦さんにやらせてるんでしょ?うわっ、おっ金持ち〜」
「ほんとほんと、何人ぐらい雇ってるの?」
「大体、5、6人ほどね。
あ、椎子、そういや、あなたヘマをやったらしいわね」
「(ビクッ…)」
「隠さなくていいわよ。
知ってるわよ?あの本屋で盗む瞬間を見られたってねえ?
誰が報告したのか教えてくれる?」
「い、いや…」
「あれぇ?私の命令に逆らうの?
あなたのお父さん…私の会社の社員よね?
お父さんにお願いすればクビにすることなんて簡単なのよ?そこわかってんの?」
「ッ…」
「で、?誰に捕まったの?教えてくれる?
それに、あの逃げ方を教えたわよね?なんで逃げなかったのかしら?」
「…黒木にやられました…」
「はぁ?あのクソ野郎に?マジで?はぁ、アンタ今日から来なくていいわよ。」
クソ野郎て、何だよ、クソ野郎て。
こちとらすべて聞こえてんのじゃ。
「あなた、今から友達じゃないわ。
ほら、とっととどっか行きなさい。」
「えっ?」
「ほら?早く。
あんたみたいなのと一緒にご飯なんか食べたくないわ」
「とっとと、消えなさいよ、愚図」
「ほら早く、前からあんたのことは嫌いだったのよ。
あー、清々した。」
女の友情って脆いんだな。
この会話を聞いてるとよく分かるよ。
そういや、モブCの父親ってあのエセ金持ちの会社の社員なのか。
いい機会だし母さんに話してみるかね?
一応知ってるらしいし。
あいつは、俺に対してキツイ態度取ってたけどまあ、うん。
理由って言うほどではないけどまあ、アイツラから命令されてたんだな。
まあどうでもいいけど。
委員長も聞いてたのかなんか慰めに行ってる。
「真…女の友情ってエグいな」
「そりゃな、ぶっちゃけ陽キャの女にろくなやつはいない。
俺の考えだが。」
「それはそれでどうなんだよ?極端すぎないか?」
「これぐらいで丁度いいんだよ。
じゃなきゃ痛い目見るぞ〜?」
「確かに、まあ飯食ってくる。」
「りょーかい。
あ、面白い本ないか?持ってきた分は読み終わってしまってな。」
「はぁ、ねーよ。
我慢しろ。」
「仕方無いな。
まあ、家に帰るまではどうにかなるか。」
と言うわけで、俺らは飯を食った。
安心してください。
今回の現実パートはモブCが味方になるパートです。
あと、前回登場した陽キャはフラグって無いので現時点では仲間になりません。




