25 5の二条
「じゃ、エセ忍お前を攻撃するから」
「ちょ、ちょっと待つでござる!!
味方判定を切るから少し待つでござるよ。」
ということでしばらく待ったら…
「よしっ!!来るでござる。
あ、あと来るときに一度言ってほしいでござる。
一部スキルはアクティブに申してるでござるけど発声しなければ発動しないレアスキルもいくつかあるでござるからね。」
「了解、行くぞ」
「『転身』!!」
切り裂くと意識して体を、動かした…と思った瞬間俺はエセ忍を切り裂いていた。
「し、しぬぅぅぅう!!」
「だ、大丈夫か?手応え的に死んだと思ったが…」
「え、?なに?なにがおこったの?」
俺にも分からん。
切る、切り裂くと意識した瞬間に刀を納刀していた。
ぶっちゃけ、手応えが軽すぎて本当に切ったのか分からなかったが勘がこう告げてる。
切り裂いた、思いっきり、日々宿題を手伝わされた恨みと委員長に好かれてると言う恨みを込めてきっちりと切り裂いた、と。
うん、なんかスッキリした。
「なんかめちゃくちゃスッキリした顔をしてるわね。
日々の恨みを晴らしたのかしら?」
「そ、そ、そ、そ、そ、そ、そそ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、そ、ソンナコトナイヨ?」
「そが多すぎるでござるだろ…」
「口調戻りかけてるわよ?あなたのキャラがぶれてくろ…シンくんと見分けがつかなくなるわよ」
そうだそうだ!!
私生活パートで仁馬と黒木をキャラ別にして印象を変えるように書くのってむずいんだぞ!!
ゲームパートでも同じ喋り方されたらグッダグダになるぞ!!
「何の話でござるか?」
「いや、こっちの話」
「(-_-)ジトー」
「顔文字を口でいうほど不毛なことはないと思うぞ?」
「そうでござるね。」
「わかってんならやるな。」
これほど不毛なことはないからな。
「で、残りHPの残量は…ゲッ、一桁でござるよ。
というか、ぎりぎり見えたでござるけど転身でも、庇いきれない物理攻撃力ってどんな火力でござるか?
転身を使ったら普通はノーダメでござるのだが…。」
「やっぱりじっちゃん頭おかしいな。」
「で、?これじゃあ検証になるの?」
「一応、スキルを発動させたあとに刀身がやや黒いような気がしたでござるが…」
(よんだかの?)
「抜刀した瞬間になんか纏ってたでござるよね?」
(…すまないのじゃ。妾ではそれを理解できないのじゃ…)
「は?このゲームのAIだよな?」
(おそらくなのじゃが使われてる創世の理が違うのじゃ)
「…サーバーが違うという意味でござるかな?
ふむ…
一応じゃが、【暗黒帝】は受けれるでござるか?」
「何だそれ?」
「一度試して見るでござるか。」
「えっ、あれするの?私は離れてみておくわね。」
「のほうがいいでござるね。」
と言うわけで、委員長はかなり離れてもらいこいつの言う暗黒帝とやらを受けてみるか。
「じゃ、いくでござるよ。
"破壊せよ"【暗黒帝】」
途端に周りが真っ暗になる。
やっべえな。
こっからエセ忍がこの影に紛れてくるのか?
まあいい。
一応、試してみよう。
この魔法、切れそうなんだよな?勘だけど。
「一応、奥義使うか。
奥義、真!!」
そういった瞬間、今度ははっきり感じる。
まるで水を切り裂く感覚に近い。
触れない感じれないナニかを刀が切り裂く。
そして…
何故か斬撃が飛んでる。
やっぱりじいちゃんは化け物か。
っと、なんか影が集まって…体が重い…?まさかっ!!
「ブラックホールかっ!!」
「正解でござる!!さあ、切り裂いて見て見るでござる!!」
チッ、とりあえずもう一つの新しいスキルを使うか。
「『異形化』」
今度は額と手と背中がムズムズする。
何かが生えてきてるな。
はぁ、あんまり好きになれないが…ぶっちゃけゲームだし大丈夫か。
「奥義、崩牙」
静かに唱えるように言う。
その瞬間体が動く。
ああ、そういうことか。
これは、じいちゃんの動きをコピーして足りない部分をAIが補足してる…んだろうな。
意図的に…AIの補足を切れた。
やっぱりか。
ここまで無理矢理に動かされたら流石に勝手が悪すぎる
じいちゃんがそういうふうに言ったんだろな。
さて、あからさまな補足は切れたがあくまで補助の部分は変わらない。
より良い動きにしようとAIがやってくれる。
俺は俺のやるように刀を振る。
「いったいっ!!」
「足音聞こえてんだよ、エセ忍。」
「化け物め。」
「そんなことねぇよ」
久々に全力出してスッキリした。
他人の作品の宣伝ですが、杞憂さんが書かれているボトムダウンオンラインという作品が面白いですよ〜。
ぜひ読んでみてください。




