12.5
「弱点は目。」
「腹は?」
「固すぎる。」
「了解、でござるな」
そう言うと俺たちはそれぞれ別の方向へと走り出す。
さっきまで俺が囮だったのに対し今度はエセ忍が、囮となる。
理由はあいつではドラゴンの、ヤツの致命打を打てない。
いや、時間と人がいればできるだろう。
だが、現状では無理だ。
そして、俺は致命打をおそらく打てる。
が、一撃限りだ。
現にヤツは俺を執拗に狙ってくる。
知性がある証拠だ。
この溜めが終わったときにどれだけダメージを出せるか。
そこが勝負所だな。
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ったく…
無茶苦茶を言ってくれるなぁ…
これ、50レベルを2、30人連れてきて戦うやつだろ?
なんで俺とあいつの二人でっ、と。
まあ、信頼されたのであれば答えるしかねぇな!!
「こっち見ろ!!カースドラゴン!!」
【威圧】!!
スキルと同時に煽り強制的にこっちを向かせる。
チッ、手応えが薄い。
へぇ、この俺の威圧がこの程度の敵に効かないのは久々だ。
この敵頭がいいな?
俺を狙わず執拗に黒木の方を向いてる。
っと、【身代り】!!
やべえ、呪いを受けるところだったぞ。
こいつは他のドラゴン種より弱い代わりに呪いだけはいっちょ前に強いからな。
っと、虚勢を張るのもそろそろ無理そう。
ってか、めちゃ怖い!!
無理無理!!食われるって!!
すんません!!内心でカッコつけてすいません!!
だからブレス吐かないで!!
「無理でござるよぉ〜!!
【投擲】!!」
うまく投擲スキル発動できたけどブレスが止まらない!!
苦無も刺さらない!!
もうやだ!!お家帰ったら寝るんだ!!
と言いつつ、【瞬身の術】で身を守り逃げる。
「って、うおっ!!」
ひっかき攻撃か。
避けれるけど…避けれるけど…
「かなりきついんだっちゅうのぉ!!」
そう言いつつ涙目で必死に避ける。
まあ、まだましか?
いや、こんな鬼畜プレイやりたくないよ!!
いくら元スペがバケモンだからってここで有効なのか?
「フッ、愚問でござるな」
あいつはできないことは言わない。
俺は考えるのが苦手だ。
だから、今はあいつの言う通り従っておこう。
決着をつけるためにな。
「のけ。」
「了解っでござるよ!!」
まあ、これで殺しきれるはずはありえないが…
そこまで読まれてんのかなぁ。
おれ、そこまで馬鹿か?
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よし、腕が痛い!!
めちゃ痛い!!筋肉繊維がブチブチ言ってる!!
が、正直ゲームだから痛みも軽減されてて多少のムチャは効くな。
「奥義、」
ばあちゃんの得意技真似させてもらうぞ〜
ああ、頭回んねぇわ。
とりま、目に刺すか。
「血花」
そうつぶやき、全力で刀を目にぶっ刺す。
これは脳まで届いてるな。
声にならない悲鳴が聞こえる。
けど、まだ死なねぇ。
簡単には死んでくれないな。
とりあえず、解呪ポーションプリーズ!!
「解呪ポーションくれ!!」
「ホイッ、ってミスったぁ!!」
何で持ってるのかはしらないがとりあえず頼んでみたらくれた。
ただ悲しいことにコントロールが悪く俺の横にいるドラゴンに当たったらしい。
うん、もう一個投げられたけど今度は動いたドラゴンにまた当たった。
そしてドラゴンは絶叫中。
あいつも楽しくなったのか解呪ポーション(仮)をドラゴンに、投げ続ける。
しばらく、役目なさそうだしあいつの血に触れた部分が黒いから解呪ポーションもらったらそこに振りかけよう。
うん、それがいい。
ああ、しんどすぎて語彙力消えた〜。




