12 ドラゴン戦(バカ二人はレイドボスに挑む。)
「作戦は…」
「無理で御座るな。
すべてアドリブで頼むでござる…というか戦闘は任せるでござる。」
「は?お前のほうが慣れてるだろ?」
「地力の差でござるよ。
というより、挑むのでござるか?狩るのでござるか?」
答えてる暇は無い…が、今の俺は気分がいいみたいだ。
予想より実力が出そうだ。
「挑む、だ。」
GooooaaaaaarrrrAAAA
そう言うと俺は地面を蹴り今にも俺を掴もうとする竜の前腕?足?を切り落とす。
「気をつけて!!やつの特徴は呪いだ!!」
答える暇がない。
というか、半分も刃が刺さらないなんてなぁ…
少しショックだ。
が、下手に暴れて刀が壊れられても困る。
すぐに刃を抜かさてもらう。
「チッ、毒もそこまで効果が出ないな。」
「おい、エセ忍者。
口調が乱れてるぞ。」
「おっと、それは問題でござるな」
バックステップで無造作に振られる腕を避ける。 ついでに納刀。
やつの大きさとしては縮まれば車程度にはなるだろう。
しかし、俺から見る大きさは小型の家に軽く匹敵するほど大きなものであった。
横幅10M高さ5M縦幅7Mってところか?
「済まないでござる!!拙者相性が悪いみたいで。」
だろうな。
さっきから苦無が刺さってない。
おそらく、鱗に阻まれてるのだろう。
俺も、楽しむほど余裕は持てない。
「抜刀、豪刃」
軽く呟くとバックステップしたときに納刀した。
そして、バックステップしたときの勢いを反転させやつの首を掻っ切ろうとする。
「チッ、援護!!」
「了解!!」
まあ、さっきの腕のようにコイツの力を利用していないから全く刺さらないどころか普通に弾かれた。
まあ、鱗に傷は入ったか?
よく見えねぇ。
「チッ、暑いでござるねぇ…」
「お前の服装じゃね?」
このエセ忍者燦々と照る太陽の下でいかにも忍者らしい真っ黒…というか濃紺の服を着て戦ってるからな。
ついでに、俺の服装は初期装備の茶色っぽい服だ。
っと、顔を上げて貯めに入ったぞ?
「やばいっ!!ブレスだ!!」
食らったら即死だろうな(笑)
まぁ、易易と食らうつもりはない。
「エセ忍!!背後へ!!」
「了解っシン殿!!」
そう言うと俺はやつの腹へスライディング。
どんなに硬い生物でも弱点というものは存在する。
例えば頭部、例えば股間、例えば関節、例えば内臓。
そして、俺の使う武術の内最も効果的なものがある。
「侵食っと。」
そう言い(言わなくてもいいが気分的な問題)腹に手を当てる。
やはり腕の鱗よりかなり柔らかい。
まあ、そんなことはいい。
そのまま鱗越しに内臓を掴む(感覚としては)
Gaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!
「やったのか?」
暴れまわる。
というか、答えれねぇよ!!
俺掠ったら死ぬからな!!
というわけで脱出。
「っと、ようやくか?」
「いや?お前の初撃以外はまちまちだ。
どんなに多く見積もろうが最大で半分も削ってない。」
「俺もそれには賛成だ。
鑑定は?」
「俺はそれほどレベルが高くないんだよ。」
「それはすまん。
まあ検証は俺もあちらさんも終わったみたいだな。」
「検証?手を抜いてたのか?」
「な訳ねぇーだろ」
一番最初のイノシシを除けばこいつが初めての敵だ。
色々試させてもらった。
というわけで、こっからは本気で戦うが…。
「どうやらあちらさんも警戒してくるみたいだな。」
「そうだ…そうでござるね」
今更すぎるぞエセ忍者。
前半戦終了です




