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7 窃盗犯は許しません。


キーンコーンカーンコーン…


やっと授業が終わり卓上に弁当を広げ本を片手に飯をバクバク食う。

相変わらずの冷凍食品のなんとも言えない味…。

嫌いじゃないな。

というか、時間に余裕がないから冷凍食品のご飯を作ってるけど食べるのにも慣れたからもうなんとも感じない。

そこそこの速さで食べ進めつつ程よく休めた灰色の脳細胞の解析能力により小説の内容を感情に浸りつつも客観的に見ながら愉しむ。

主観的に見るのも嫌いじゃないが…なんか性格が変わりそうだから嫌なんだよな。

とか考えてたら、机に誰かがぶつかる。

絶対あいつだろうけど絶対にあいつだろうけど見ないようにしよう。

相手するのめんどいし。


「あら、黒木くんの机じゃないの

気づかなかったわ。オーホッホッホ。」


ハイこいつ。

軽く紹介するけどこいつの家の親がうちの親の家の会社のライバルらしく俺をやけに敵対視する。

いや知らんがな。

親の事情を持ち込むな。

ゆっくり本を読ませろ!!

それとモブAモブB(どちらも女子)

おまえらもこいつの奇行を止めろよ!!

時間の価値がわからないのか?

お前らの1秒は1円以上の価値があると思うぞ?

俺にちょっかいかける暇があれば本を読め!!本読んで大人しくしろ! !


少し興奮したがまあ、こいつのことは無視だ。

関わるとろくなことが起きなさそうだからな。


「おや、口も出ないのでしょうか?」

「令さん。それ以上はやめなさい。」

「チッ、わかりましたわ。」


うん、本は静かに読むべきだ。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

ーとある男子ー


「あら、黒木くんの机じゃないの

気づかなかったわ。オーホッホッホ。」


ああ、また絡んでる。

はぁ…。面倒臭いなぁ…。

というか、あいつの異名知らないのか?

あのバカ、馬鹿なのか?馬鹿なんだろうな馬鹿だから。

下手に怒らせるようなことするんじゃねえって。

こっちまで被害来たらどうすんだよ?

まあ、千奈さんが止めてくれたからいいか。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ようやく授業が終わりホームルームも終わり校舎の階段を降りている最中だ。

眠い。

ひたすらに眠い。

ん?待てよ…?

今日はあの主人公がスライムの大人気小説の発売日じゃないか!!

財布に金は…あるな!!よしっ!!

本屋さんへ行くぞ!!


〜数分後〜


「ゼェ…ゼェ…ハァ…ハァ…

ようやくついた…」


全力で、走った、から滅茶苦茶、疲れた、…。


「おや、黒木くんじゃないか。

例の本はまだあるよ?」

「店のおっちゃんありがと!!

代金はいくら?」

「1,000円だから消費税込みで1,100だね。」

「ほい、これで足りるか?」

「ちょうどいただきました、っと。

そっから一つお取り。」

「あれ?レジに通さないのか?」

「あ、通すからこっち来てほらほら!!」


このひと…店主として大丈夫なのか?


「ほい、これでいいよ。

さっきもらったお代があるからこれで帰っていいよ。」


そう言われたので早速読むために家に帰ろうとすると万引きしてる様子が見えてしまった。

うん。どうしようか。

まあ、店外に出るまでまとう。


スタスタスタスタ。


「あれ?帰らないのかい?」


余計なことを…。


「まあ、気になりそうな本があるかもしれないからな。」

「そうかい?おすすめはそことそこの本だよ」

「ありがと。」


確かに面白そうな本だな…じゃくて!!

万引き少女が今は問題だ。

えっとあの少女は…あれ?モブB?

なんでこんなことしてんだ?金持ちアピールのすごい偽令嬢の取り巻きだから金はあるだろ?

なんだ?庶民のスリリングを楽しみたいってか?

っと、店の外へ出たので声をかける。


トントン


「何?」

「やけに刺々しいなぁ…

っていうかそれ、大丈夫なのか?」

「っ、なんのことよ?」


おっ、反応した。

俺は性格が悪いわけじゃないが…

なんかこう言うの見ると虐めたくなるな。


「いやぁ?別にぃ?なにもないがぁ?

ここにいる誰かさんがぁ?本を盗んだとかぁ?あり得ないよなぁ?

しかもぉ?こんな真っ昼間からぁ?なぁ?」


なんか…チンピラみたいだな。

俺がな。


「チッ、このひと痴漢でーす!!助けてください!!」

「おいっ!!?」


まじかよ!?

面倒くさいので手をくるっと捻って地面に抑えつける。


「ど、どうしたんだい?痴漢はどこかな?」

「店主!!コイツ万引きしてるから!!

女子中学生のカバンを漁るのは嫌かもしれないけど見てくれないか?

こいつが痴漢って大声で叫んだのは聞いてるだろ?」


軽く状況説明。


「ちょ、ちょっと何言ってるかわからないけどまあ鞄を確認させてもらうよ。

あ、僕はいま本とかは一切持ってないから濡れ衣着せようたってそうは行かないからね。」


周りにアピールするように言ってるな。

そんなことより早く中身を見ろよ、!

あぁ!!イライラする。


「えっと、と

この本のことかな?

それ以外は至って普通の物しか入ってなかったし。」

「それだな。

こいつは俺が買い物をしたあとに出たんだが…俺が買い物したあとに誰もレジに来てないよな?」

「来てないね。

と、これは窃盗罪だねぇ…

僕は警察に連絡するのは苦手なんだけどなぁ…」

「私、本なんて盗んでない!!知らない!!きっとこの野郎が入れたのよ!!」

「チッ、白々しい嘘を吐くなよ!!

いつどうやって本を入れる?

それに欲しい本は買って読むべきだ!!金を払わずに本を読むなんて言語道断!!」

「そうだねぇ…

それに、きみがいた日には何故か売った覚えがない本が消えてるんだよね?

そのことも含めて色々話を聞こうかな?」


その後色々あって俺の無実は証明。

というか、痴漢の冤罪ってもう少しなんかあったろ?ひったくりとか?知らんけど。

まあ今後こういうことがないようにしてほしいな。


…あ?何か忘れてると思ってたらまだ本読んでねぇ!!?

なんか初めて主人公が金を持ってると思った瞬間。

千円をポンと払えたら金持ちって思ってしまう(小並感

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