表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/32

閑話「まりあとクリスマスイブ」

主人公の名前が「まりあ」なので書いてみました。


クリスマス編です。


初めて読む方に説明しますと、主人公まりあは本来男の子なのですが、魔力が溜まると女の子になってしまう体質。

この世界での日本は、魔法の使用はかなり制限されているので、魔力を消費できない彼女はなかなか男に戻れないのです。


「美希〜!クリスマスイブなのに、まりあに呼び出された〜」

「私もよ。

 でも、何?茜、恋人でもいるみたいな発言だけど?」

「いや。確かにいないんだけどさぁ」

「ならいいじゃない。暇なんでしょう?」

「そうだけど…」

 ピンポーン♪

「はーい!少々お待ちを」

 どたどたどたどた…!

「あ!まりあだ」

「…ずっと待ってたのかしら?」

 ガチャッ!

「いらっしゃい!」

「まりあ。来た…よ…」

「…」

「え?どうしたの?」

「…」

「まりあ。あなた…、その格好…」

「かわいいでしょ?」

 クルッ!ピラッ♪

「…み、ミニスカサンタ」

「確かに可愛いわね」

「似合う?」

「に…」

「?」

「似合うー!かわいいー!」

 ガバッ!

「あ、茜!?」

「いや〜ん!モコモコ!フワフワ!ムニムニ〜!」

「あ!?イヤ!?ちょっ、ちょっと茜〜!?」

「あまりの可愛さに理性が飛んだわね」

「み、美希ー!?冷静に診断してないで助けてよー!」

「ギューッ!」

「ギャーッ!ベアハッグ!?ベアハッグ!?」

「はあ!はあ!」

「ダメー!?胸揉まないでー!?」

「揉み心地は良さそうね、まりあの胸」

「だから、冷静になってないで止めてー!」

「やれやれ。いいかげんにしなさい!茜!」

 チョップ!

「あた!」

「まりあが困ってるでしょう」

「は!?ここは!?」

「正気に戻ったようね」

「あ、あまりのかわいさにちょっと(笑)」

「えーん!何が『ちょっと』だよー!?ヒドいよー!」

「ゴメンね〜。まりあ」

「で、まりあ。何の用なの?」

「あ!そうそう。あたし、いいこと考えたんだ!」

「「…」」

「何?その反応?」

「いや。だいたい、まりあの考えた『いいこと』ってロクなことないから」

「茜の言う通りね」

「ちょっと聞いてよ〜」

「ミニスカサンタのまりあ。見たから、もういいや

 じゃね。まりあ」

「私も忙しいのよ。家のことで。

 帰らさせてもらうわ」

「えー!?ちょっとー!?」



あれ?おかしい?


もっとハートフルな話になるハズだったのに!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ