二話
二話目の投稿です
次の週の昼休み
「そういえばさ奏太って毎回弁当だよな」
「そうだけど、いきなりどうしたの?」
「この学校だと毎日弁当って珍しいからな」
「お弁当は前は親に作ってもらってたけど最近は自分で作ってるよ」
「マジか、奏太料理できるのか」
と話していると後ろから
「奏太君料理出来るの?」
と委員長が私に聞いてきた
「うん、それなりにね」
「それならお願いがあるんだけどいいかな?」
「お願い?」
「うん、私最近料理練習してるんだけど最初はお母さんに教えてもらっていたんだけど途中で教えてくれなくなってだから教えて!」
「え、え」
狼狽えている奏太
「お願い」
と上目づかいする委員長
女の奏でも女の子の上目遣いそして紗耶香自体も美人なので敵わない
「わ、わかった」
「今週の金曜日は大丈夫かな」
「わかった」
奏太は平然を装っているけれど内心は
(ば、ばれないかな)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
当日になり
(どうしてこうなった!?)
「楽しみだね♪」
横でこういうのは一年時から同じクラス名との委員長こと増田 紗耶香である
なぜ、奏太がこうなっているかというと今から数十分前、紗耶香が言った言葉が原因である
ーーーーあっ、今日泊まらせてもらうね♪ーーーー
「ね、ねぇほんとに泊まるの?」
「え、ほんとだけどダメ、かな」
「う、わかった」
(ばれないかな)
と悩んでいる奏太
(もうどうとでもなれ!)
「こ、ここが家だよ」
「ふぁ~、ここが奏太君の家かなんというか古いけどなんか落着くね」
「えっとどうぞ」
「お邪魔しまーす」
「親も今日は遅いからゆっくりしていって」
「うん」
「じゃあ、ご飯作ろうか」
「今日は何作るの?」
「今日はカレーにしようかと」
「じゃあ、まずは野菜を切ろうか」
そして、野菜を切り始める奏太と紗耶香
それから、奏太が教えながらカレーを作っていき
「出来た!」
「じ、じゃあ食べようか」
と食べ始めようとした時
ガチャ!
「ただいま~、おっいい匂いがするな」
「あっ、おかえり」
「ただいま、あれなんでここに増田がいるんだ」
と沙紀が聞くと奏は
「委員長は僕に料理教わりに来たんだよ」
「そうか」
「えっとお邪魔してます先生、後今日泊まらせてもらうのでよろしくお願いします」
「そうか、ゆっくりしてけ」
「それよりもさっきから思ってたんですが、先生なんでここにいるんですか」
「なんでってここの住人だからにきまってるからだろ」
「えっ?!」
「ってことは奏太くんと先生って姉弟なの?!」
驚愕している紗耶香である
「そうだよ」
「言われてみれば似ているような」
「お姉ちゃん、ちょうど食べるところだから食べる?」
「おう、ご飯何だ?」
「カレーだよほら」
「おーうまそうだな」
「では、いただきます!」
「「いただきます!」」
食べ始めて
「おいしいね!奏太君」
「そうだね」
奏太と紗耶香が話しているところ見守る沙紀
そして食べ終わり
「「「ご馳走様」」」
「委員長、先お風呂入っていいよ」
「わかった」
そういい風呂場に向かう紗耶香
紗耶香の姿が消えた後沙紀が
「奏、委員長は大丈夫なのか」
「う、うん委員長は大丈夫そう」
姉と他愛のない話をしていると
「上がったよ~」
「お姉ちゃん先はいる?」
「いや、さきはいっていいぞ~」
「わかった」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ふ~~気持ちいい」
(高校に入って少しはよくなってきたかな)
「まさか、委員長が家に来てそれも泊まっていくなんて言うとは思わなかったな」
「…上がろうかな」
「ふ~、気持ちよかった」
「…え」
と不意に声が聞こえた
「え」