DAY3 緊急事態
2階に着いた俺達は驚いた。
バリケードが破壊されていた。
あちこちに切られた後があるため人の犯行でわない事がわかる。
「誰がこんなことを?」
俺が言った。
「確かにこれじゃあ夜に進行しずらくなるな」
中山が言った。
「いや、裏を反せば西校舎の情報も手に入る。こっちにしては好都合だ!
作戦を変えよう。
2班だ。2班に分ける」
と福嶋が言った。
俺達はリーダーの言う通り2班に分かれた。
「班わけは俺が今頭の中でした」
本当福嶋の判断力には驚かさせられる。
「1班!」
「中山 竹中 元木 南部
成宮」
「2班!」
「俺 宮崎 中亘 遊佐」
「これで行く。
1班の班長は中山がしてくれ」
「わかった」
中山は頷いた。
こうして俺達は二班に別れて行動することになった。
--------------------
俺達は福嶋達と共に初日以来行ったことがない西校舎に居た。
ここには学校全体の半分ぐらいの生徒の死体が転がっていた。
中にはほとんど原型が留まっていない生徒もいた。
「なんだよこれは?」
中亘がいった。
「そうかお前はこんだけ多い死体は初めてか」
俺が聞いた。
中亘は静かに頷いた。
「遊佐は大丈夫か?」
「・・・・・・大丈夫」
遊佐は冷静に答えた。
こいつは表情が余り変わらないからとても感情が読みにくい。
「そうかなら心配ないな」 「・・・・・・うん」
本当無表情だな。
「おい、何か変だぞ!」
「えっ?」
福嶋が言った瞬間。
「!!!!!!!!」
近くに倒れていた生徒が奇声を発して襲いかかって来た。
「逃げろ!」
福嶋が言った。
俺達は無意識に逃げたしていた。
だが目の前にも死んだはずの生徒が立ちはだかった。
「くそが!」
俺は目の前の生徒に体当たりをした。
生徒は壁にぶち当たって肉片が飛び散った。
俺らはそのあと死体の少ない場所を選び隠れることにした。