DAY2 増加大(ゲーム終了後)
遊佐>>>宮崎達と同じクラスで帰宅部。
成宮>>>宮崎達と同じクラスでバスケ部。
南部>>>宮崎達と同じクラスで書道部。
待ち合わせの木工室に着いて中に入ってみると待ち合わせしていた人がいた。
「良く生きていたな
遊佐、成宮、南部」
俺は少し邪魔者扱いした。
「あんた達もね」
遊佐が答えた。
「まぁまぁお前たち落ち着け消灯時間までに話をつけないと」
福嶋は間に入って止めた。
「早速だが本題だ。
君たちはなぜ俺らのグループに入りたい」
福嶋は真剣な眼差しを向けた。
福嶋だけじゃない周りの机に腰掛けて皆も一様に真剣な眼差しを向けた。 「な、何よ皆で私たちを睨んで」
「なぜって、わかんないのか?このグループの規律を乱すかもしれない者を自分のグループに入れたいと思うか?」
福嶋は皆の意見を代弁するかのように言った。
「な、何よ私達があんた達のグループに入っちゃダメだっての!?」
相手のグループの遊佐が言った。
「別にそんな事は言ってない。ただ皆はお前たちがなぜ俺らのグループに入りたいか聞きたいだけ」
「そ、そうなの?」
遊佐が聞いた。
「そうだよな。なぁ?皆」福嶋の言葉に俺らはうなずいた。
「話を戻そう。
なぜ俺らのグループに入りたい?」
福嶋は再び聞いた。
時刻が消灯時間に刻一刻と近づいているなか三人は黙りを決め手話さなかった。
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消灯時間まで後10分になってやっと三人は口を開いた。
「なんであんた達のグループに入りたい理由を言えば良いのよね?」
「あぁ」
「理由わ」
皆は固唾を飲んで見ていた。
「理由は、あんた達と居たかったからよ!」
遊佐は言った。その後遊佐の顔は少し赤くなっていた。
「明日死んだら嫌だから今言っとくわ」
「なんだよ?」
遊佐は手を握り顔を下に向けた。
「なんなんだよ?言わないなら寝袋に入るぞ?」
福嶋は言った。
「ちょっと待って。言うわ言うわよ」
遊佐は顔を上げ。
「私は福嶋のことが好き!」遊佐は言った。それは紛れもない告白だった。
「な、なんだよいきなり」福嶋は少し戸惑っていた 「答えわ?」
俺は言った。
「えーっと、まだ答えは言わない二人とも生きて無事ゲームを終了したら改めて言わせてもらう
それまで待ってくれ…」
福嶋は言った。
「そ、そうわかったわ
お互いに生き延びましょ」「頑張ろう
そしてようこそ俺らのグループへ」
福嶋は遊佐と握手を交わしグループへ迎え入れた他の皆も反対する奴は居なかった。
そして夜は更けていった。
<夜
消灯時間になった時にチャイムがなった。
放送の合図だ。
「えぇ、聞こえてますでしょうか?聞こえていることを前提で話します。
現在の生存者は
425人中150人となっております。
生き延びているかたは御武運をなくなったかたには黙祷を。
では放送を終わります」
放送が終わった後にチャイムがなり再び沈黙が支配した。