DAY1 新しい仲間
渡>>>新しい仲間 勉強は中の下 部活をしているので体力はある。
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この物語はフィクションです。
人物の名前は実際に居やすい方々の名前を使用していますが実在の人物ではありませんので
ご了承ください。
俺達は晩飯を食べ終え移動を開始した。この学校での生存者の数は前例にない遅さでの減り具合みたいだ。
「皆まだ余裕だな」
俺はボソッと呟いた。
「「そうだな」」
福嶋と竹中は同時に返事をした。
「あれ?中山わ?」
周りを見回しても中山の姿がなかった。
「あぁ。中山は今はトイレだってゲーム開始前にしとくって」
俺は納得して座っていると前から一人の男が来た。
「お〜い」
「あれわ?」
「渡だ!」
「渡かアイツまだ生きてたのか!」
男のシルエットはどんどん近づいてきて目の前に来た。
「よっ!無事だったか?」渡は気さくに話しかけてきた。
「あぁ。まぁな!そっちわ?」と福嶋。
「無事なのは俺だけだ
一緒に逃げていた奴は皆食われた」
渡は説明した。
「ちょっと良いか?」
「なんだ?」
「なぜお前だけが生き残っている?普通ならまだ何名かは生き残っているはずではないのか?」
「普通はな」
渡は訳ありそうに口を開いた。
「俺たちも何人かでグループを作って逃げていたんだがリーダーが敵に捕まったんだ。
そしたら一人が助けようとして敵に向かっていったのをきっかけに一人また一人と気がつけば俺以外の仲間全員が敵に向かっていったが見事食われた」
渡の顔が蒼白してきた。 すると西の方向からトイレを済ましたのか中山が歩いてきた。
「お〜い。そろそろ時間だぞ!って。
おぉ!渡、無事だったか!」
「おぉ!中山!お前も居たのか」
「ところで時間が無いって言ってたな?」
「えっ?あっ。あぁ。後
10分程度だ」
中山は告げた。
「そうか、そろそろ移動するか」
リーダーの福嶋が言った。
「そうだな」
「「「行くか」」」
福嶋以外の俺らが言った。
「あの」
「んっ?なんだ?」
「俺も行っていいか?」
渡が提案してきた。
「福嶋」
「「どうする?」」
「んー、まぁ良いんじゃないか?今は出来るだけ仲間が多い方が良いし」
福嶋は渡が仲間に加わるのを拒まなかった。
「福嶋!ちょっと」
俺は福嶋を呼び出した。 「なした?」
「副リーダーの俺のこれからの意見を聞いてくれないか?」
「あぁ」
「意見というのは仲間の増加に関してだ」
「あぁ」
「俺はこう思う。
お前が言ったように仲間は多い方が良い。
だけど」
「だけど?」
「あまり増やしすぎるなよ!」
俺は福嶋に忠告した。
「あっ、あぁ
わかった。きおつけるよ」
「福嶋〜、宮崎〜。早く移動するぞぉ」
後ろから竹中の声が聞こえた。
俺らは三人の所へ向かい中央階段へ向かった。
丁度その後に放送がかかりこの日最後のゲーム開始が告げられ。
ゲーム開始と同時に
西校舎から悲鳴とうめき声が聞こえていた。
一日が終わり俺達は東校舎の一階の木工室に居た。
自衛隊の人達が寝袋を持ってきてくれた。
俺らは寝袋を受け取り11時に眠りに着いた。