DAY1 捜索そしてリーダー決定
<奴>という言葉は生物兵器です。
俺達はまだ福嶋が東校舎にいると信じて探した。だが探している最中に俺らは絶句したなんと渡り廊下にバリケードが作られつつあった。俺は近寄り紙みたいなものが張られていたので見てみた。
そこにはこう書かれてあった。
<完成まで24時間>
と。
俺らは紙を見た後に上の階に行き福嶋を探したが居なくその上の階にもいなかった。
「ここまで探して居ないとなると西校舎が怪しいな」俺は中山にある提案をした。
「明日の九時までに福嶋を見つけてくる二階のバリケードでおちあおう」
中山はわかったと言った。そして俺は単身で西校舎に入っていった。
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空き教室の時計を見ると10時を過ぎていた。
「後23時間か」
俺は小走りをして西校舎を走っていた。
すると前から10人程のグループが走ってきた。俺は福嶋の場所を聞こうと思ったが様子が変だなんか焦っているような感じだった。良く見るとそのグループの後ろに手に鎖をして血まみれの人間が追いかけてきていた。
俺はそいつを見たときに既に何人かは犠牲になったんだと悟った。
すると逃げ遅れた一人が血まみれの奴に捕まった。
俺は愕然とした。
「ぐわぁ!やめろ!」
なんと逃げ遅れた一人を血まみれの奴が食いちぎっていたのだ。
「なんと酷い、まぁアイツのおかげで生物兵器は人型だとゆうことがわかった」
食い終わった奴はまたノロノロと歩き始めた。すると奴をめがけてグループの一人が殴りかかった。食われた奴の親友なのだろう声を張上げ向かっていった。
だが奴は別の角度を向いていたのも関わらず人並み外れた動きをみせ殴りかかった人を押し倒し食いちぎった。
「ぐわぁ!」
喉元を食いちぎられた人は即死した。
俺は遠くに居ながらも吐き気が襲ってきた。
俺は奴と反対側の階段から上えと上がり福嶋を探しに行った。
だがそこに合ったのは学校の生徒の酷い死体だった。
「一番上から始まったのか」
俺は死体に目を向けずに走っていると茶道室から話し声が聞こえた。
中を見たら女子がきつきつに入っていた。
なかにはパニックになっている人もいたが今は福嶋を探しているので気にせずに立ち去った。
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次に立ち寄ったのは音楽室だ中には一人の男がいた。
「竹中か?」
俺はピアノの近くにいた男に話しかけた。
「宮崎?宮崎か!」
男は竹中。
朝に一緒に話していた趣味仲間だ。
「無事だったか宮崎!」
「あぁ。だが静かに奴は声に反応しやすいからな」
「奴って!?」
「俺が勝手に呼んでいる生物兵器だ」
俺は福嶋を探しているんだと説明して一緒に探してくれと誘った。
「あぁ。わかった。アイツの場所は知っている美術室だ」
竹中は福嶋の場所を知っていた。
時刻は十二時を過ぎていた。すると放送がかかり 「昼食の時間です。今から届けに行くので動かないで下さい」
放送が終わると自衛隊みたいな人が音楽室に入ってきて昼食を届けてくれた。
そして最後に。
「生き残るんだよ」
と言い残して去っていった。
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俺らは30分で食事を済まして残りの時間で少し休憩した。
そして時間がたちゲームが再開。
再開した瞬間に叫び声が聞こえた。すぐに捕まったのだろうと確信した。少しした後に俺らは二階にある美術室に向かった。下へ降りたら先ほどの死体は回収されており何事も無かったようになっていた。
静かに廊下を歩き何とか奴に会わずに美術室にたどり着いた。
そして扉を開けるとそこには福嶋が寝ていた。
たった一人で。
「おい!福嶋起きろ」
竹中が起こそうとしたが福嶋は起きない。
俺は見張りを交代し福嶋を起こしに向かった。
たが福嶋は寝ているのではなく気絶していた。
額から血が出ていたので多分一緒にいた奴らと口論になり何かで殴られたのだろう。
「うっ・・・ううう」
すると苦しそうな声を出しながら福嶋が目を覚ました。
「おい大丈夫か?」
俺は福嶋に問いかけた。 「う、うん何とかな」
「歩けるか?」
大丈夫だと福嶋は言い立ち上がった。
俺が時計を見ると既に3時になっていた。
「残り18時間か」
俺はそう呟くとそれを聞いた竹中が聞いてきた。 「何が残り18時間なんだ?」「追々話すよ
まずここからの脱出が大事だ。幸いにも東校舎ではまだ被害者が出ていないまずそっちに行こう」
俺がそう言うと竹中は納得して俺らは美術室を後にした。
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俺らは二階のバリケード付近にいた何度か奴を見つけ遠回りに道を進んだため渡り廊下まで行くのに2時間がたっていた。 俺らは慎重に渡り廊下を渡り東校舎にたどり着いた。
「一旦教室に行こうか」
「あぁ」
「うん」
三人は自分の教室に向かい歩いていた。
時刻は5時半に差し掛かっていた。
教室に着いてドアを開けると中には中山がいた。 「結構早かったな」
中山は冷静だったがそいつの手は震えていた。
「何かあったのか?」
俺は中山に聞いた。
「あぁ。生物兵器が東校舎に来たんだ!」
「なんだって!?」
俺は少し大きな声でいってしまった。
「静かにしろ」
と竹中が口を塞いでくれた。
「だけど生物兵器はまた西校舎に行ったよ」
「そうか良かった」
俺は安堵のため息を漏らした。そして
「よしそれじゃあ作戦を練ろう」
俺は三人に提案した。
「作戦?」
竹中、中山、福嶋は声をそろえて疑問を唱えた。 「作戦とは具体的にどのような事をするんだ?」
福嶋が聞いてきた。
「あぁ。だがまずリーダーを決めよう!」
俺はこの死のゲームを生き抜く為にはまずメンバーを統率する人を決めた方が良いと思って提案した。
「そうだな…。リーダーは大事だ」
俺に賛同したのは竹中だった。
「俺は福嶋を推薦する」
竹中は福嶋を推薦した。 「俺も福嶋を推薦する。その為にお前を探していたんだ」
と俺も福嶋を推薦した。 「竹中、宮崎」
だが福嶋は乗り気じゃ無かった。
「俺でも良いのか?俺的には宮崎が良いと思う」
福嶋は何故か俺を推薦してきた。
「なんで俺なんだ?」
俺は福嶋に聞いた。
「なぜって…」
福嶋は言葉に詰まった。 「俺も宮崎が良いと思う」 中山までが俺を推薦してきた。
四人の意見は二つに別れていた。
時間は6時前
飯の時間までもう少しあった。
俺は晩飯までにリーダーを決めたかったのでこう提案した。
「俺的に福嶋の方が気転が効くし他の奴等が仲間になったとしてもお前の言うことは聞くと思う。
だからリーダーは福嶋で副リーダー俺>>>宮崎がやる!
これでどうだ?」
俺は三人に提案した。
「そうだな…うん。それが良い」
と竹中が賛同。
「そうだな。俺もそれで」 続いて山中も賛同してくれた。
そして俺は「よし!」と声をかけて教室を後にした。
その時にちょうど晩飯の放送がかかり生き残っている生徒の人数が発表された。
全生徒>>>400人
生き残り生徒>>>325人になっています。