冒険者ギルド
すいません、前回手に入れた剣について書くのを忘れてました。
氷神剣 ランク レジェンド
効果 不壊
この剣は氷魔法適正SSで
ないと使えないが、この剣に
氷魔法をまとわせると威力が
上がる。
ブレイドがセントウェルダンに着いてまず初めに向かったのはギルドだった。
ギルドは冒険者で賑わっており、強者や情報が集まるためだ。
また、観光するにしてもギルドで案内してもらえるためそのためにもギルドは最適な場所だろう。
ギルド内に入ると右手側に依頼の掲示板が置いてあり、そこに冒険者がまばらながらに群がっていた。
また、受付嬢も忙しそうにしており、観光のことについて聞くのはあとにしてブレイドは近くにいる冒険者に話しかけるのだった。
「少しいいですか?僕はこの街に来たばかりで何をしたら良いかわからなくて…」
そうブレイドが質問すると、スキンヘッドのいかつい男性は見た目とは裏腹に親切にこの街について教えてくれた。
「あぁ、とりあえずギルドには登録しとけ。ギルドカードは身分証明のためにも便利だからな。それに金を稼ぐとしても好きなときに仕事ができるから力に自信があるなら冒険者として活動するのがいいぜ?」
「なるほど…ありがとうございます。とりあえず登録してきますね」
「おうよ!また困ったらいつでも相談しな。たいていのことはアドバイスしてやっからよ。ちなみに俺はAランク冒険者の
サー・ボルトだよろしくな!」
「僕はブレイド・オーティスです。これからも頼ることがあるかもしれませんがその時はお願いします」
その後、ブレイドは受付へと向かうのだった。
受け付けは依頼書を持った冒険者でにぎわっており、しばらく並んでようやくブレイドは受付までたどり着いた。
「ようこそ冒険者ギルドへ!今日は何の御用ですか?」
「えっと、冒険者として登録したいんですけど」
「登録ですね、ではこちらの水晶に手をかざしてください」
そう言って受付嬢は魔力量を測るための水晶を差し出してきた。
恐る恐るブレイドがその水晶に手をかざすとその瞬間水晶がパリンッと音を立てて破裂してしまった。
「えっ…?」
ブレイドと担当の受付嬢だけでなく周りの職員や冒険者までもがブレイドの目の前で砕けた水晶を見ていた。
数秒固まっていたが受付嬢が復活すると、
「あ、あ〜、もしかしたら水晶が壊れていたのかもしれませんね?新しい水晶を持ってくるのでもう一度お願いしてもいいですか?」
そう言って奥から新しい水晶を持ってきて再び試したが結果は変わらずまた砕けてしまった。
これにはさすがにブレイドの魔力が桁違いであるということを受け入れるしかなく慌てた様子でギルドマスターを呼びに行ってしまった。
しばらくすると受付嬢が戻ってきて、ブレイドをギルドマスターの部屋へと案内したのだった。
「失礼します」
部屋へと入ると椅子に腰を掛けて書類を処理しているギルドマスターと思われる人物がブレイドを出迎えた。
「いやー、君が水晶を壊すほどの魔力を持っているという新人かね?私はここでギルドマスターをしているノア・ワイルズだこれからよろしくな!」
「まだ登録は終わってませんけど一応は…俺はブレイド・オーティスですよろしくお願いします」
「なるほど…では裏庭へ案内しよう。この私が直接確認してやるぞ」
そう言ってついてこいと言わんばかりの態度でノアは裏庭へと向かうのだった。
裏庭へと着くとそこには闘技場のような施設があった。
「ふむ、ここでなら多少暴れても問題はなかろう。よし、ではこれから俺とお前で模擬戦を行う。お前はどの属性の魔法が使えるんだ?」
「えっと、攻撃魔法は氷魔法だけしか使えません。あとはサポート系の魔法はほぼ使えますね」
「なるほどな、氷魔法しか使えないのは痛いな…ぱっと見魔力だけは俺以上に見えるからな。これで炎魔法や風魔法が使えたらより強力だったと思うが」
「でも氷魔法は相当応用も利いて火力も出るのでいいと思いますけど」
「なら、この俺にその力を示してみろ!」
そうしてブレイドとノアの模擬戦が始まろうとしていた。
しばらくはできるだけ毎日投稿を目指して頑張ります!