異次元の攻略速度
ブレイドは朝早くからダンジョンへと潜っていた。
まだ日が上り始めた頃に目覚めてそのまますぐにダンジョンへと向かったのだった。
28階層からのスタートだったがそこからの攻略速度は控えめに言って異常だった。
本来であれば20階層以降の入り組んだ地形は1日に1階層進めればいい方なのだ。
そう考えると2階層も進める勇者パーティーも異常だといえるがブレイドはそれをも軽く凌ぐ勢いだったのだ。
まだ2時間程度しかたっていないがもう既に2階層は踏破していた。
ノンストップで駆け巡り、雑魚はともかくボスまでも、いにも返さないといった様子で進んでいったのだ。
「このままのペースで行けば今日中には勇者たちに追い付けるかな?」
どうやら勇者パーティーは1日ダンジョンに潜ったら2日城で休息、訓練をするということになっているらしい。
そのため、ダンジョンに潜らない日にダンジョンに誘おうかとも思ったがわざわざ時間を割いてもらうのも申し訳がないし、そもそも自分が城まで行ったところで門前払いされるだけだと思ったため、共に潜れるように急いで攻略を進めているのだった。
難なく進んでいくなか、30階層まで進んだときにダンジョン内であるものをブレイドは発見した。
「ここだけ魔力が濃い?何かあるのかな?」
そう言って壁に手を近づけると手が壁を貫通した。そして、奥の空間へと繋がる道を発見することができたのだ。
その道はダンジョンないよりも暗く狭いじめじめとした道だった。
モンスターも出てくることはなく進んでいくとそこには開けた空間が広がっていた。
そして、その中心部には何かを守るように配置されている特別魔力の高いモンスターがブレイドを排除しようと動き出すのだった。




