再会
次の日、朝早くに目覚めたブレイドは絶賛迷子中であった。
「ダンジョン、ダンジョン…どこにあるんだ?」
実際ブレイドは方向音痴というわけではない。
今回に関してはダンジョンがどこにあるのかわからずにただプラプラと歩いていただけなのである。
その結果、見知らぬ路地に入ったり、それっぽい建物がある!といって行ってみたりして、見覚えの無い通りを歩くことになってしまっていた。
「はぁー、こんなことになるならこの前のギルドに行って聞いておくべきだった……どうしようかなー…」
そうしてブレイドがしばらくあるいていると
「え!?勇者…様?勇者様ですよね!?」
というどこか聞き覚えのある声が後ろから聞こえてきた。
ブレイドが振り替えるとそこには勇者パーティーの面々が揃っていた。
見知った顔がほとんどだが、2名ほど初めて見る顔があった。
「もしかしてみんなが行ってた勇者ってこの人のことか?」
「はい!そうです!この方は私たちと共に魔王を討伐した正真正銘の勇者様です!」
普段は大人しいノルンだがフンスとどこか自慢げにブレイドのことを語っていた。
「久しぶりだなぁブレイド!やっぱおまえもこっちに来てたんだな」
「まぁ、成り行きでね」
「私たちはあれから強くなったわ!この世界の魔王も倒して世界を平和にさせるんだから!」
「あー、うん、そうなんだ…ね」
どこかは切れ悪そうにしているブレイドに対して刀也が
「よかったら俺等と共に魔王討伐にいかないか?かなり仲間達から信頼されてるようだし」
「あー、僕は軍に所属してるし勇者パーティーに入るつもりはないよ」
「勇者様……わかりました、勇者様の分まで私たちが頑張ります!そして、魔王を倒した後に勇者様には私と………あーもう、なんでもありません!」
ブレイドは少し首を傾げたものの、はっとしたように本来の目的を思い出した。
「ところで1つ聞きたいことがあるんだけど……ダンジョンにはどうやって行けばいいのかな?」
「あー、それならこれからみんなでダンジョンに潜るんだ、よかったら俺たちで案内しよう」
勇者からのその誘いはブレイドにとって得しかないため、そのまま承諾し、勇者パーティーについていくのだった。
(少し申し訳ないけどもしかしたら今のみんなの実力を見ることが出来ることが出来るかもしれないから...ね)
そうして、若干の後ろめたさを持ちながらもありがたく後をついていくのだった。




