王都へ
「ブレイド、お主には王国の戦力の確認をしてもらいたいのじゃ」
「……え?」
これは四天王として認められたそのつぎの日のことである。
ブレイドがいつも通りに部下のもとへ向かおうとすると、エイダに呼び止められ、部屋へと来ていた。
そこで先ほどのことを伝えられたのである。
「実は勇者が動き出したとの情報があってのぅ、一番強いお主に任せたいと思っていたのじゃ」
「まぁそれくらいならいいですけど王国に行ったところで勇者に会えるかはわかりませんよ?」
「実は伏兵からの情報で勇者はダンジョンによく潜っているとのことじゃ。恐らくそこで鍛え、ここに攻め入るつもりなのじゃろう」
「なるほど、ならダンジョンに行けばいいんですね、わかりました。ただ、1つ気になるのはクロエがついてきそうなことなんですよね……」
「なるほどのぅ、確かにそれはありそうじゃな……お主から言ってはくれぬかの?」
「一応言っておきますけど期待しないでくださいね?」
「うむ、わかっておる。できれば何かしらやらかしそうなあやつには行かないで欲しいのじゃがもしもの時は仕方がない。二人で行くことを許可しよう」
そしてブレイドは部屋から出るとすぐにクロエの下へと向かった。
「え?うんわかった、大人しくまってるね?」
「え?いいの?」
「別に迷惑かけたい訳じゃないからね、一人で行くように言われたんなら仕方ないよ。変わりに部下達を鍛えておくから期待しててね」
「あまり虐めないようにね?」
「もちろんわかってるって」
こうしてクロエとの交渉も上手く行き、一人で王都を目指すことになったブレイドはその日のうちに出発することになった。
魔馬にまたがったブレイドは王都を目指して出発するのだった。
今回はこの前のような問題は特に起こらず、快適に王都を目指すことが出来ていた。
食料はそこらにいる魔獣を狩り、マジックアイテムで火を着け焼いて食べていた。
そんなことをしながら移動すること丸2日、ようやく王都にたどり着くことが出来た。
ブレイドが王都についた頃にはもう既に日が暮れかかっており、馬を預けた後に軽くご飯を食べ、宿をとり、休むことにしたのだった。




