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四天王

「今回は本当にすまなかった」


悪魔との戦いが終わり、徐々に町の復興が進んできていた。

そして、ずっと寝たきりになっていたグレゴリーも最近になってようやく目を覚ましたのだった。

そして、起きて早々に幹部での集まりがあり、現在グレゴリーは他の幹部や魔王様に対して謝罪をしている最中であり、頭を地面に擦り付けていたのだった。


「まぁもとよりお主を魔王軍に戻すことが目的じゃったからな。これから絶対に裏切らないというのならば幹部の座に戻してやっても良いぞ?」


「いや、俺はアイツ等の誘いにのって魔王軍を危険にさらしたんだ…幹部に戻ったところで部下たちに合わせる顔がねぇよ」


「まぁまぁ、今回はもとはといえば僕が入ってすぐに幹部になったことも関係していたからここは気にしなくてもいいんじゃないかな」


「ブレイド…話は聞いたぜ。おまえがいなかったら本当にどうなっていたことか…」


「ほんとによ!あなた、何てことしてくれたの?あたしだって死ぬかと思ったんだから…これから死ぬ気であたしたちのために身を粉にして働きなさいよね」


「あぁ、すまない」


「私からも1つ。あなたのせいで危なく私の母が死ぬところだったんです。もちろん、責任を取ってくれますよね?」


エリアがグレゴリーに微笑みかけるが目はちっとも笑っていない。

これにはグレゴリーどころかこの部屋にいた全員の背筋がゾクッとしたほどである。


「ま、まぁまぁ、暗い話はこれくらいにしてお主等には大事な話がある」


そう話し始めたエイダに対してみんなが固唾を飲んで話の内容を聞こうとする。


「これからお主等幹部4人のことを四天王とする!」


「…急にどうしたんですか?魔王様。いったい何に影響されたんですか?」


エリアがまたかといった様子でエイダに問いただす。


「いや、父上の書物を読んでいたら幹部を四天王と読んでいてかっこいいと思って…じゃな…」


「はぁー、まぁいいですけど」


「あたしも別にいいですよ」


「まぁ僕としても異論はないですね」


「俺はとやかくいえないからな…」


「ならこれからはそのように呼ぶとするのじゃ」


そうして、魔王軍幹部四天王が正式に結成したのだった。




「よし、俺たちの力で絶対に世界を平和にする!そのために力を貸してくれ、みんな!」


「あぁ、俺に任せとけ」


「あたしたちでこの世界も救いましょう?」


「ふふっ、面白い人たちですね。わたくしも全力を尽くします」


「そうですね…それに勇者様のためにも絶対に勝ちましょう」


「一応俺も勇者なんだけど絶対に俺ではないよな...。まぁいい、出発するぞ!」


「おう!」

「はい!」

「ええ!」

「はい」


そうして勇者たちは動き出す。

魔王を討つために。

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