ブレイドvs受肉悪魔
〜受肉悪魔〜
(ヤベェ、このままだと消えるのは避けられない…かと言ってせっかく手に入れた肉体を手放すわけにも行かねぇよな…それに今更魔界に帰ったところで居場所はねぇ……なんとかしなければ…)
悪魔はなんとかしようと頭をフル回転して考えていた。
しかし、いくら考えたところで圧倒的な魔力量の差を突きつけられ、打開できるような策は出てこない。
(あの奥の手を使うか…?しかし、あまりにもリスクが高すぎる………いや、待てよ?あいつらはオレ様をこいつから剥がそうとしている…これは使えるかもしれねぇなァ!)
「おい、お前らこの肉体の持ち主がどうなってもいいのか?」
〜ブレイド〜
「おい、お前らこの肉体の持ち主がどうなってもいいのか?」
悪魔がそんな事を言ってきたがもちろんいいわけがない。
ブレイド達の目的の1つにはグレゴリーの救出も含まれている。
そのため、なんとかして悪魔を引き剥がさないといけないが今のブレイドにはそれだけの力はない。
それこそ、そんな事が出来るのはこの場ではクロエのみだが当のクロエにはそのような事をする気はないのだ。
『うーん、どこがダメなんだろ。ブレイドの古代術式に対する理解度が足りてないのかなぁ〜…確かについさっき出来たばっかだって言ってたし仕方ないか…』
「クロエ……もう一回術式を見せてくれないか?なんとかしてみせるから」
『まぁいいけど…』
クロエはそう言ってもう一度術式を展開する。
そして今度は悪魔には当てないように、それでいてブレイドが観察しやすいようになるべく術式を簡単にしてから魔法を空へと放ったのだった。
(なるほど…相手の魔力に干渉するこの術式の部分が違っていたのか…ここに魔力が必要な分行き届いていなかったんだ……よしっ、多分これでいいはず)
そう言ってブレイドは術式を展開する。それを見てクロエは笑みを浮かべる。
それとは対照的に悪魔はどこか引きつった笑みを浮かべるのだった。
(あ、これヤバいやつだ…なんとかしなければ…!)
悪魔は本能的にその魔法の危険性を見抜いていた。
そのため回避行動に移ったのだがそうは問屋が卸さなかった。
『も〜う、せっかくブレイドが初めて成功させた術式なんだから受けてあげなよ、ね?』
とんでもない笑顔の圧力をかけ、氷の鎖で悪魔を縛り付ける。
そして、ブレイドの放った魔法は悪魔の身体に直撃した。




