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エイダの切り札

エイダの放った魔法は自身の魔力の全てを乗せて放つまさに一撃必殺の切り札のようなものだ。

これを使ったのはこれまでで2回のみ。

1度は父である先代の魔王との模擬戦のとき、そして2度目は父親の死の原因を作った人物、初代の勇者に対してである。

その頃は今の魔力の4分の1のみの魔力総量であったため、あまりダメージを与えることはできなかったが父からはこの技を褒められ、嬉しかったのを覚えている。

また、勇者にはまだ小さいからと見逃されたのだがあの頃の悔しさを忘れたことは一度たりともない。

そのため、今日この日までエイダは魔力を上げる特訓をしてきた。

その成果もあり、今では魔王軍の中でも圧倒的な魔力を誇っていた。(ブレイドを除く)

多少魔力は減っていたもののそれでも5分の1程度の魔力しか減っていない。

そこから繰り出される魔法は相当な威力となるはずだ。

そんな確証を持った絶対の必殺技、それを笑顔で受け入れた悪魔、それを不気味に思いながらも結果を確かめようと悪魔にフラフラとした足取りで近づいていく。

土煙が晴れ、エイダが見たものは半身が消し飛んで骨が見えている部分もある満身創痍の悪魔の姿だった。


「あぁ、実に楽しい。このオレ様にこれほどのダメージを当てえるだけの魔法を使えるやつがいるとは…だが、所詮その程度だ」


そう言いながら無慈悲にも体を再生していく悪魔。

エイダは全てを出し切ってしまい魔法を使うことはできない。

それでいてエリアの魔法も意味をなさない。

かと言ってスレッドの攻撃も有効打になり得ない。


「これは万事休す…じゃな………」


「どうした、もう終わりか?もう傷は完治してしまうぞ?さっきの攻撃は効いたがあれを連発してこなければオレ様には届かんぞ?」


そんな事を話しているうちにも傷が再生していく。

ブレイド達も悪魔と対峙しているはずなので援護は期待できない。

かと言ってこの悪魔を倒せる可能性を持っているのはエイダの知る限りブレイドだけなのである。


(頼む…誰でもいい、コヤツを止めてくれ……!)

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