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呪い

もう一つの小説も新しく書き直すことにしました、その設定を改めてまとめていて投稿する暇がありませんでした…。(ただの言い訳)

しばらくサボってました、すみません…。

ぜひよろしければもう一つの方も見てみてください。

「…ルナ、俺たちだけで3人をなんとかできるのかな…?」


「できるできないではありません。私たちで何とかしなくては…」


ルナとブランは問題児3人衆と対峙する。

3人は高台から魔法を放ってきており、2人はその魔法を回避することしかできなく、攻撃に転じることができないでいた。

はじめはふたりとも魔法で相殺し、攻撃に転じようとしていたものの呪いは打ち消すことができないため、避けるしかないと判断したのだった。


「はっ、何だぁ〜?ただ避けるだけかよつまんねぇな」


「カーライル、そろそろ仕留めて楽にさせてやろうぜ」


「あぁわかった。じゃあアドルフ、ロバート、準備に取りかかってくれ」


「「了解」」


そう言うと2人は何やら詠唱を開始する。

徐々に2人の周りに魔力が集まっていき、さすがにまずいと感じたルナ、ブランはそれを止めるために3人のもとへと向かう。

しかし、そこは観客席のさらに上の部分、屋根の上でありそこまでたどり着くこと自体が困難を極めていた。


「ブラン!わたくしが足場を作るからあなただけでも先に向かってくれます?魔法はすべて防いでみせますので」


「わかった。頼りにしてるよ、ルナ」


そう言うとルナの作った氷の足場を利用して3人の元へと近づいていく。カーライルが魔法を放ってきたがそれはルナがすべて完璧に撃ち落とすことに成功していた。


(さっきから俺たちに呪いを込めて魔法を放ってくるのはロバートだけ…ということは他の2人は使えない…?)


そんな事を考えながらブランは着実に距離を縮めていく。


「ちっ、面倒な。2人とも手ぇかせや。その術式の発動は後回しだ、いいな」


「カーライル…わかった。ならブランを撃ち落とせばいいんだな?」


「あぁ、やれ」


そう言うとロバートが呪いを放つ。

ブランはそれを咄嗟に避けることに成功したものの足を止めてしまった。

そこを狙い、3人がかりで魔法を放つ。

ただでさえ不安定な足場の中での戦いを強いられるブラン。

ルナも魔法で応戦しているが全てを捌くことはできていない。


(まずい、このままだと俺の体力が持たない…。なら、一か八か)


そう考え、ブランは足に力を入れ、一気に距離を詰める。


「ホーリーブレイド!」


剣に魔法をまといながら繰り出されるその一撃は3人のいる場所へと吸い込まれるように炸裂した。

これにより、アドルフ、ロバートが怪我を負ってしまう。

しかし、カーライルだけは不気味な笑みを浮かべて何やらつぶやき、魔法を打ち消してみせた。

さらに、ブランへと魔法を放つ。


「□□□□□」


なんと言ったのかはわからない、が、ブランは吹き飛ばされ、下へと落下してしまう。

受け身を取ろうとしたが体が動かない。


(もしや…これも呪いの一種…?いや、そんなことよりもまずい、このままだと落下死は避けられな…)


直後上から畳み掛けるようにカーライルの魔法が放たれる。


(これはさすがに助からないな…)


半ば諦めていたブランだったが、下にいたルナによって抱きとめられる、が、魔法が2人に直撃する。

ルナは咄嗟に魔法を放とうとしたが間に合わなかった。


「ハッハッハッ、この俺に逆らうからこうなるんだ。まぁまだ死んじゃいねぇと思うがな、どうせ死ぬんだ冥土の土産にいいものを見せてやろう」


そう言ってカーライルは先ほど2人の放とうとしていた魔法の詠唱を開始する。


この詠唱を2人はただ黙ってみていることしかできなかった。

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