悪意
今回はこれからの展開のためのちょっとした話なのでだいぶ短いです。
すみません
〜とある部屋の一室にて〜
「くっそ、あいつらしくじりやがって…ここであいつの立場を不安定にしようと思ったのによ」
「確かにカーライルの気持ちも分かる。わざわざ禁呪である回復封じの呪いまでかけた爆弾を仕掛けさせたのに全員ピンピンしているしよ。だがまた次の作戦に出ればいいだけだ」
「ええそうね、そして狙うならあいつが大勢を守りながら戦わなくてはならないときね」
「あぁ、だから次に仕掛けるとすれば決勝の時だな」
「カーライル、また俺が呪いをかければいいのか?」
「あぁ、ただもっと強い呪いをかけることはできるのか?」
「魔力が足りなくて現実的ではないな。ほかにも協力者がいてくれれば何とかできるかもしれないが…」
「確かに私たちの他にも信頼できる協力者がいてくれたほうがいいわね。そしてできればくらいの高い人のほうが…ね?」
「あぁ、ちょうどいいやつがいるぜ?・・・なんだけどよ、お前らはどう思う?」
「なっ…まじか、そいつが本当に協力してくれるなら心強くなるが…本当に信じれるんだよな?」
「すぐには信じれないけど確かに心強くはあるわね」
「あぁ、そして仮に協力してくれるとしたら単純な戦闘でもだいぶ俺たちが有利になるだろう」
「それに禁呪とともにあった奥の手もあるから俺らが負けるわけはないな」
「ふふっ、決勝の日が楽しみね」
そうして3人は協力者を得た。
悪意がだんだんと肥大化していく。
そうして、この悪意の爆発する日は刻一刻と迫ってきていた。