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HANIWA⭐︎HAO  作者: なかと
第三章 ノロワ=レイル編
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団結⭐︎いざ決戦の地へ!だよ! ③

「やあ、アッシはハオちゃん。 テメェら、主人公よりオシャレするなと何度言えばわかるんだよ?」


 空港に集合した魔砲少女御一行様。


「むしろ、ハオちゃんよりオシャレじゃない服装って難しいですわ」

 スポーティなブランドで軽やかさを演出するメオちゃんは困惑を浮かべ。


「なんでTシャツに『もずく酢』って書いてるのよね?センスが限界突破してるのよね」

 ふわっと空気が似合うガーリーファッションのコヅエちゃんは眉に皺を寄せます。


「ある意味、オシャレの次元が違うよな」

 カジュアルなジャケットを着こなすハンムラビくんが皆んなに航空チケットを手渡すと、搭乗口に向かう事にしました。


 しかし、検査場を通過する時に事件は起こったのです!

 最初にコヅエちゃんがゲートを通過すると、『ポーン』と赤いランプが点灯します。金属探知に引っかかってしまったようですね。


「コヅエちゃんの犠牲は無駄にしないよ」


「ちょっと待つのよね! 髪飾りを取ってないだけなのよね!」


 ── しかし、コヅエちゃんがゲートを何度も通っても赤ランプが点灯します。 これは、まさかッ!


『おほほほ。わたくしは検査場を通過させないノロイです。 ここがあなた方にとって地獄の扉になるでしょう!』


 金属探知機を掲げ、女性検査官に憑依しているノロイが現れました!! なんという面倒な敵なのでしょう!


『おおおお、ハオよ。バディ変身じゃあ!』

 勾玉の髪留めが発光し、ハオちゃんはそれに触れます。

「ハオちゃん、みんなでバディ変身だよ!」

 その声は高らかに検査場に響きました。


「ハオちゃんは完璧で究極のゲッチューロボだよ」


「メオはアイドルですわ」


「僕はマネジャーだね」


「ウチは…… こんにゃく?! って、いい加減にするのよねぇぇええ!!」


 誰も彼もが目を奪われる! そして熱い変身です!!


「いくぞッッ!ノロイ! ゲッチュー⭐︎ビィィィムゥ!だよぉ!」

 ゲッチューハオから放たれる光線! しかしノロイは金属探知機で払い除けました。

「魔砲少女様。危険人物は通過できませんよ」


「ならばッ! チェーンジ!ゲッチューゥウ!! ゲッチュー⭐︎トマホォゥクゥゥ!!ダヨー!」

 

「機内に危険物の持ち込みは禁止されています」


 しかし、それもトレーで押収されてしまいました! 

このノロイ…… 立場的に強い!


「ハオちゃん、私が行きますわ! 魔砲!『女優ウォーク』!」

 なんという事でしょう! アイドルメオちゃんは立場を女優に偽り、堂々とゲートを潜りました。

「メオちゃん! 次のスケジュールが推している!いや、圧している!! 急ごう!」

 ああっと! マネージャーラビくんも勢いに乗じてゲートを通過しました! VIP対応にノロイの対応が遅れたのは必然と言えるでしょう!


「ハオちゃん! 嘘はとびきりの(アイ)なんだよ♡ですわ」

 取り残されたハオちゃんとこんにゃく(コヅエちゃん)にメオちゃんのエールが届きます!


「わかったよ! このまま通過するよ」

 ええ?! 金属ボディのハオちゃんは100%通過出来ないのに?!


『おほほほ、自暴自棄になったようですね? あなたが進むのは取調室! わたくしの勝ちよ!』


 ── しかし、その時、奇跡が起こりました。


『そんなバカなッ?! センサーが反応しないなんて!』


 なんと、ハオちゃんはゲートを通過しました! まさか!


「ノロイ、甘いんだよ。アッシは超合金じゃなくてプラモデルなんだよ。 素材は……プラスチックなんだよぉぉ!」


『そんなの許しません! あなたは連行します!』

 恐ろしい形相で駆け寄るノロイ。しかし、その足元に…… こんにゃく(コヅエちゃん)が!!


 ノロイはこんにゃくを踏んでしまい空に舞い上がります。見事なDeparture(出発)で快適な空の旅をお楽しみください!


『おのれぇぇ!! ゲッチューハオ! 覚えてろぉぉおお』

 こうしてノロイはテンプレ台詞を回収して浄化されました。


「オープンゲットだよ。呪・詛・封・印!!」


「主役になりたいメオは欲張りなんだ♡ 邪・心・消・滅!!」


「今回僕の影が薄かったな?」


「ウチよりマシよね」


 こうして無事飛行機に乗り込んだ魔砲少女たち。

舞い上がる飛行機の中、四天王との闘いとカニを食べる決意を固めました。


          ── つづく。


         【自 壊 予 告(オピステイル)


 とある国で。


 日々、強大さを増すノロワ=レイルに対抗すべく、特殊な力を持つ者たちが生み出された。


 ノロワ=レイルの放つ呪いを封印する力を持つ白巫女と、彼女を守る黒騎士。

 それは世界を救う英雄であり、人々の希望であった。


「ねえ、黒騎士。ノロワ=レイルを倒したら普通に暮らせるようになるのかしら?」

 白巫女の言葉に黒騎士は頷く。


「ああ、きっと平和になる。その時は、一緒に暮らさないか?」


「酷いこと言うのね? 私たちの寿命が短い事知ってるのに!」

 頬を膨らます白巫女の手を取り、黒騎士は彼女を見つめた。


「冗談じゃないさ。俺は君を愛してる」


「嬉しいけど……駄目。私達は壮絶な死を避けられない。私が狂う姿を見せたくないし、あなたが苦しむところを見たくない」


「それでも、最後の時まで一緒に居たいんだ」


 白巫女と黒騎士は魔法により人体改造された者の事だった。

 その名の由来は黒き死と死路神輿。


 黒騎士は肉体への過度な負担により身体中の細胞が破壊され黒ずみ死に至る。

 死路神輿は膨大な魔力をうちに有する事でいずれ精神が壊れる事となる。


 いずれも人が作り出した英雄という名の担ぎ上げられた犠牲者だった。

 読者の皆様、いつもお読みいただきありがとうございます!


【自戒予告】重かったでしょう?

取り敢えず、次からはいつもの【次回予告】に戻るので安心してください。


 どうしても完結に向けて裏設定の開示がしたかったんですよね。 ごめんなさい。


 本作は私の想いが詰まった集大成作品のつもりですが、

いかがでしょう? 面白いですか?

 応援やコメントを頂ければ励みになります!

是非よろしくお願いします!!

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