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HANIWA⭐︎HAO  作者: なかと
第三章 ノロワ=レイル編
93/99

限定⭐︎選択できない不自由だよ!

「やあ、アッシはハオちゃんだよ! 今日は学校帰りに買い食いをするよ!」


 まあ! 清純派ヒロインの出来心回ですね!

これは背徳の予感が爆上がり必至ですね!


「コンビニに入るよ。気分はカスタードシュークリームなんだよ!」

 シュークリーム!! 人類に与えられた罪深き禁断のスィーツ!! 噛んだ時に中身のクリームが飛び出す、シュートラップに引っ掛かった読者も多い事でしょう!


『らっしゃーせぇ〜』

 コンビニ店員さんの小慣れた挨拶に笑顔で応えて、ハオちゃんはスィーツコーナーに向かいます。

 

 しかし! 店員さんの言葉にハオちゃんの顔は青ざめてしまったのです!


『クククッ、魔砲少女よ。期間限定のノロイで朽ちるがいい』


 なんてこと! シュークリームのラインナップにカスタードがありません! そこにあるのは『秋限定!かぼちゃクリーム』と『おいものクリーム』だけです!


「許さんのだよ。基本を忘れるなんてライスのないカレーと同義だよ! 変身!」


 ハオちゃんはカスタマーの怒りを体現する変身を行いました。 さあ、人類にカスタードを取り戻すのです!


「ハオちゃんは、お花屋さんだよ」


 ああ……。なんと可憐な変身なのでしょう。

ハオちゃんを取り巻く無数の花々。その美しさと香りがコンビニ内に咲き乱れます。

 しかし、花屋の仕事は過酷です。 水を扱う仕事は手を酷使するため、ハオちゃんの手もひび割れだらけになっていました。


『クククッ、そんな状態ではスイーツすら掴めないじゃないか? これは俺の勝ちだなぁ!』

 限定のノロイは勝ち誇っていますが、コンビニ内の異変を感じていました。


── それは。


『一体何が……。お客さんが1人も居なくなっているだと?!』


 これは?! ホットコーナーをガン見していたキッズや、お弁当コーナーで目を血走らせていたサラリーマン、スイーツを目ぇバッキバキにして眺めていたOLたちが居なくなっているではありませんか!


「期間限定のノロイ、アッシの取り揃えている花をよく見るがいいんだよ」


 ノロイは花を見てもわからないので、Gogleレンズで確認します。

『…… 金木犀、ラベンダーにペパーミント。 まさかッ?!』


「そのまさかだよ。この花の香りは食欲を抑える効果があるんだよ!! アッシももうスイーツを食べる気が失せたんだよ!」


 なんて知的で詩的な奇跡なの! コンビニの客は食欲が無くなり帰ってしまったのね!


「期間限定のノロイ。とどめだよ! 魔砲、『期間限定商品は時期が過ぎると一気に売れなくなる』んだよ!」


『いっぱい仕入れたのに、損失がヤバいィィ!!』


 こうして期間限定のノロイはプロパー商品の大事さを知り浄化されました。


「半額シール貼ってくれたら買っていくよ? 呪•詛•封•印!」


 ハオちゃんは今日もコンビニの平和を守りました。

「スイーツ見てたら、なんだかカレーが食べたくなってきたよ」

 甘いものの後は塩っ気のあるものを食べたくなるものです。 その輪廻に明日も魔砲少女は立ち向かっていくのでしょう。


      【次 回 予 告(本編とは関係ない)


 特殊部隊の屈強な男が率いる精鋭チームが、人質救出のためジャングルに潜入。

 そこで彼らを待ち受けていたのは、高度な科学技術で姿を消し、人間を「狩り」の標的とするエイリアンだった。

 仲間が次々と消えていく中、男は体に泥を塗ることで相手の熱探知センサーを回避できることを発見。

 だが、顔に泥を塗り忘れてしまい……。


 【バレテター】 屈強な男と宇宙最強のハンター、生き残りをかけた壮絶な死闘が今始まる。



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