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HANIWA⭐︎HAO  作者: なかと
第一章 ヨクボウ編
21/114

無常⭐︎保健室の激突だよ!

 皆さん、ご機嫌いかが? 女庭メオが通常回の開始をお伝えしますわ。

 そうそう、私も変身が出来るようになり、より一層物語は熱を帯びてきましたわ。


 皆様の楽しみにしている『考察』シリーズも頑張っていきますわね。


 今日は『変身』について考察しますわ。


【変身】

 太古よりヒーローの変身には心踊りますわ。

 でも疑問ですわ。

何故、彼らは初めから変身しないのか?

 光の巨人はタイムリミットがあるので除外して、問題はその他のヒーローですわ。

 玩具を売る為に『ギリまで変身するなよ?!』と、スポンサーから釘を刺されているのですわ。大人の都合が垣間見えますわ。


【変身】

 RPGゲームのラスボスは変身ありきですわ。『やったか?!』と、思いきや変身後の強さに絶望しますわ。ですが、それを乗り越えたとき、エンドルフィンぶっしゃぁ〜ですわ。

 人生も同じですわ。困難に諦めずに挑戦したものこそ、ぶっしゃぁ〜を味わえますわ。


【変身】

 これは世界の……いいえ、宇宙全体の明かされぬ謎ですわ。

 『ビキニアーマー』

 これは、どう考えても戦うには不向きですわ。それに極寒地帯だったら凍死確定ですわ。痴女の域を通り越した変身。いいえ、変態ですわ。


 それでは皆様。本編スタートですわ。

「やあ、アッシだよ。はにわハオちゃんは、劇場版の疲れを癒す為に保健室でサボっているよ。保健室のベットは硬いんだよ」


 素敵!裏表なく自分の行動を曝け出すハオちゃんは真のヒロインです。この純白さは、オセロの白石も嫉妬を覚える事でしょう。


「はにわハオさん。熱があるんだから安静にしてなさい」

 保険の先生から祝福を受けるハオちゃんは、ニヤリと悪い笑みを浮かべます。

「体温は偽装だよ。アッシはサボリンピック金メダリストだよ」

 オセロの局面が覆りました! 今や心の盤面は真っ黒です!


 それはさておき、ハオちゃんの安寧は、招かれざる男子生徒の訪問で破られる事となりました。

「先生ぇ、頭痛いんで休ませて下さい」

 その、わざとらしく苦しそうな口調。間違いありません、仮病です。一説では数学の授業前には仮病が増加傾向にあると国勢調査により明らかになったとか。ならないとか。


 その男子生徒は、保健の先生の静止を無視してハオちゃんの休んでいるベットのカーテンを勢いよく開きました。

『おやぁ?魔砲少女が居るぞぉ? 丁度いい、此処で貴様を永遠の眠りにつかせてやる』

 

「むにゃぁ、只今よりノンレム睡眠に移行するよぅ、むにゃ」

 なんという事でしょう!!

この危機的状況の中、ハオちゃんはガッツリ寝ています!! 女子の寝込みを襲うなど、言語道断。加熱するポリコレが黙っていられない事態です!


『……おおおお、ハオよ。起きるのだぁ。ヨクボウが襲ってくるぞぅ!』

 勾玉の髪留めがエマージェンシーを告げますが、♪♪〜その声は君に届かない〜♬。と、よく使われる歌詞がハオちゃんを夢の世界に足止めします!


 そんな中、欲望の男子生徒は『くっくっくっ』と、おぞましい笑いと共に、油性マーカーを手にしていました。

 これは絶体絶命です!! ハオちゃんの瞼に目を落書きされてしまいます! 更に額に『肉』なんて書かれた日には、ヒロインとしての立場が抹殺されてしまいます!

 なんて恐ろしいヨクボウなのでしょう!!


『俺の落書きは『肉』なんて甘くねぇぜ?『中』って書いてやる。絶望と共に死ねぃ!魔砲少女ぉ!』



  ––––– ハオちゃんの夢の中 ––––


『……ハオちゃん!! 起きるのですわ! あなたに危機が迫ってるのですわ!!』


「やあ、メオちゃん。そんなに慌ててどうしたんだよ? アッシは全年齢対象の安心安全な埴輪だよ?」


『もう!早く起きて!!ストーリーが進まないですわ!!』

 夢の中のメオちゃんは、首飾りを握りしめます。

『メオちゃん、変身ですわ』

 本邦初公開。メオちゃんの変身シーンです。

基本ハオちゃんと同じく、光に包まれる演出ですが、風の噂ではSDGsの再生可能エネルギーに貢献する為だとエセ学者が申しております。決して某国の陰謀とか、作者の手抜きなどと言ってはいけません。


 メオちゃんの光が収まると、そのエレガントな姿を見せました。

 なんと、メオちゃんはミステリー作品に出てきそうな、洋館の小洒落た階段に変身しました。


「おっ? 階段だよ? アッシは優雅に階段を降りるよ」



「ビクッ、だよぉぉおおお!!」

夢の中で階段を降りる事すなわち、覚醒が確定します。あの浮遊感はなんなんでしょうか?

 世界にはまだ多くの謎が隠されているようです。

『うわっ! 魔砲少女が、めっちゃビクッってした! 起きやがった! べべぶッ!!』


 なんという事でしょう!

勢いよく起き上がったハオちゃんの頭が、ヨクボウの男子生徒に鮮烈なヘッドバットをお見舞いしました!

「あ……悪•霊•退•散?!」

 ハオちゃんはおでこを摩りながら、勝利を確信する中で、大切なものは何か? それを思い出しました。

「そろそろ給食の時間だよ。今日はカレーだよ。急いで教室に帰るんだよ」

 ハオちゃんはカレーへの大切な思いを胸に、今日も古墳中学校の平和を守りました。


           ── つづく

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