死闘⭐︎よりどりミドリのビュッフェだよ!②
「前の話に引き続き言いますわ! ハオちゃん、あの変身を使う時が来たのですわッ!」
さあ、本作のテンプレであり、アイデンティティである『やあ、アッシは〜』を覆し、メオちゃんの言葉から開幕です!
「わかったよ、メオちゃん! バディ変身だよ!!」
── その光は、明るく等しく全てを包みます。
神々しいまでの光は、様々な料理を美味しそうに見せるのです! さあ!今回の四天王バトル変身は?!
「ハオちゃんは、魔法少女だよっ♡」
── なん……ですって?!
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おおおおおおおおおおお!!!
いいぞもっとやれ 「!?!?!?!?!?!?」
キタコレ!! 目が、目がぁ!
( ゜∀゜)o彡°魔法!魔法!
弾幕薄いぞ!何やってんの!
(゜д゜)ウマー お、おう… キタコレ!
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なんて事?! ハオちゃんが魔法少女ですって!
これにはコメント弾幕が止まりません!!!
ああッ、ダメですダメです!
私の脳も焼かれちゃいますぅ!!
「盛り上がってるところ悪いが、僕はジムトレーナーだね」
( ゜∀゜)o彡° ハオちゃんッ!ハオちゃんッ!!
「おいコラ、ちゃんと僕の変身にツッコミを入れろよ!」
おほん、取り乱しました。 ハンムラビくんは…ハオちゃん!
「んな訳あるか!」
「メオは弁護士の先生ですわ」
「コヅエは…… 冷蔵庫。 って、こうなる事わかっていたのよねぇぇぇ!! 魔法少女いいよねぇぇ!!」
(※覚えてます? コヅエちゃんは魔法少女に憧れる少女設定です)
はあはあ、危ない。自我が崩壊するところでした。
まさに最後の四天王を屠るに相応しい変身をした魔砲少女たち。 これは勝ち確でしょう!!
『うふふふ…… こら。想像の斜め上をいってるんじゃないわよ! せめてフードファイターとか、ブラックホールとかがセオリーでしょう!? まさか…魔法で食べる量を増やすつもりッ?!』
これにはビュッフェも冷や汗をかいてます。
そして、当のハオちゃんは……。
「美味いんだよ美味いんだよぉぉおお!! 流石はホテルのカレーだよぉ!」
なんと! カレーを貪り食っています!!
ああ、フリフリな衣装もカレーまみれになっちゃった!
それを見かねてか、黒レ騎士が叫びます。
「魔砲少女! それは悪手だ! カレーは量を食べられなくするための罠だぞ!」
なんて事?! ハオちゃんはビュッフェの巧妙な罠に陥ってしましました!
『え? それって自爆…… アタイの策にまんまとハマったねぇ!魔砲少女!』
「ふう、満腹だよ。げふぅ」
こんな事があってはいけない!! アンニュイなゲップを放つハオちゃんは満腹です! このままではビュッフェに敗北してしまう!
「おい埴輪。地獄のブートキャンプで胃を復活させてやる。覚悟しろ」
なんと、ここでジムトレーナーのハンムラビくんが愛の告白?!
「してません」
しかし、そこにメオちゃんが割って入りました。
「ラビさん、食後の急激な運動は腹痛の原因になりますわ。 それに強制はパワハラ認定の可能性がありますわ!」
流石はメオちゃん。しっかりとチームを法的管理しています!
── しかし、その時。
思いもよらぬ悲劇が起こってしまったのです。
「あはは、ハオちゃん。ウチが魔法少女の役を貰うのよね! 冷蔵庫の扉オープンよねぇ!!」
なんて事! コヅエちゃんが裏切るなんて!
コヅエちゃんが冷蔵庫から出したもの……、それは!マヨネーズ!!
「ハオちゃん、これで太らせてあげるのよね。 ミチミチの魔法少女なんて存在してはいけないのよねぇ! 魔法少女の役はウチがもらうのよねぇ!」
ビュッフェの恐るべき能力に窮地に立たされたハオちゃん。
『え? アタシは何を見ているの? あのぉ、大食いバトルの方は?』
コヅエちゃんは冷蔵庫なので視線は分かりませんが、この時、間違いなく彼女は「ふっ」っと笑いました。
しかし、この微笑みはハオちゃんに対する嘲笑ではなく、暖かさが宿っていたのです。
「コヅエちゃん……。アッシは嬉しいんだよっ♡」
何が起こったの?! ハオちゃんは焼きそばをプレートに山盛りにしていきます! そして!
「全く世話の焼ける主人公よね。敵を騙すには味方から。ハオちゃん! 紅生姜もサービスするのよねッ!」
一体誰が予想できたでしょうか?! コヅエちゃんは裏切っていませんでした!
これはビュッフェを騙すための演技ッ?!
「ハオちゃん、大丈夫ですわ。今回の流れは完全に合法ですわぁ!! by六法全書ですわぁ!」
「よし、埴輪。いまだ! ブートキャンプならぬ……」
「うん!いくよ♡ 合体魔砲!! マヨブースト•チャンプだよっ♡」
なんと!! ハオちゃんは焼きそばにマヨブースト! 更には紅生姜の援護射撃!!
この組み合わせ……。もう、焼きそばが止まらない!!
『そんな馬鹿な!! 今までのカオスはアタイの箸を止める策略だったっていうの?!』
愕然とするビュッフェ。その隣では黒服の男が『ビュッフェ様、残り時間3分です! 奴が食べた量は…。もう……追いつけません』と、膝を落としました。
ハオちゃんの前に積み重なる皿の巨塔を、ビュッフェは仰ぎ見ます。
『ええ……、完敗ね。 ノロワ=レイル様。アタイはアンタの夢を叶えることができなかったよ。 すまないねぇ』
その様子に黒レ騎士はビュッフェに駆け寄ります。
「ビュッフェ、まさか…お前」
『ええ、そのまさかよ。 アタイは敗れると命が尽きる』
しかし、ビュッフェはなぜか嬉しそうに頬を緩ませて続けました。
『……そう。呪いさ』
── つづく。
【次 回 予 告】
魔法要素のない変身で、見事四天王ビュッフェを撃破したハオちゃん達!
しかし、ビュッフェには死の呪いが掛かっていた!!
いやぁ、駄目駄目! この作品のレイティングは全年齢対象!! そんなこと運営が許さない!!
次回、ビュッフェ編最終話。
今、魔砲少女の真価が問われる!
── そして、ビュッフェの運命は。




