トモシビ
時間だ、規則だ、と大人たちは口を揃えて言うけれど、僕はロボットじゃないんだ…!
僕はそう思いながら、側にあったプリントをくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に向かって投げた。
そのプリントは見事ゴミ箱にシュート!…とはいかず、大分軌道を反れてポトっと虚しく床に落ちた。
…クソッ!
もう何もかもが嫌になってくる。
何が学校だ。何が先生だ。何が友達だ。
皆僕のことを見下して来るじゃないか。
__けれど…あの人たちは違った。
去年の夏。僕がネットサーフィンをしていた時のこと。
ふと一つの動画が目につき、単なる興味本位で見てみると…ハマった。
そこからだ。
僕のシカバネだった人生はそこを機に変わっていった。
今までモテとは無縁だった筈の僕が、その人との出会いで色んな事を意識するようになってからというもの…それなりの異性とよく目が合うようになった。
しめしめ。
でも、付き合う気はないんだけどね。このハーレム期を卒業までずっと楽しむだけ。
だから今も、こんな辛い時はあの人の写真を見たり、物販をぎゅっと優しく握ったりしてパワーをもらったりしてる。
パワーとかあるのか知らんけど。
でも、今僕が言える事。それは…
学校や、親の言いなりにはならないって事。
僕の道は僕が創る。
全ての可能性は、僕が秘めている。
そんなの、誰の物差しでも測る事は出来るわけがない。
ましてや、赤の他人の学校の人なんかに決められたくなんて…ない!!
僕は…
僕は、僕の『トモシビ』に向かってこれからを切り拓いていくんだ。
どうも!おはこんばんにちは!
初めまして方は初めまして!
別作から来てくださった方はいらっしゃい!!
天河蒼夏です!
さて!ここで質問です!
あなたの『トモシビ』は誰ですか?あなたが、「この人に出会ったから変われた…!(変わった)」と思うようなトモシビは誰ですか?
一人でも浮かんだ方は良いと思います。
浮かんでない方。
人生には少なからず三回はモテ期があると言われております。もしかすると、そこで出会えるかも、知れません。
出会えるといいですね!
それでは、最後までお読みいただき誠に有難うございました!!