4/33
道中
パーティーは男が一人と女が二人。
私を中心に隊列を組む。
私の後ろに杖をもった女性と剣を腰にたずさえた女性、前にデニスがいて回りを警戒する。
街道にでるまで無言だったことが、緊張感を生み異世界にきたことを実感させた。
街道にでると後ろの女性が
「ここからは、歩いてすぐだ」
「少し休憩させてもらえませんか」
「休憩したい気持ちもわかるが、いくぞ」
デニスが私をたしなめた。
最初は一面に広がる小麦畑がみえ、そこからぽつりぽつりと人がみえはじめた。
今度は、遠目に家と外壁が見え始め、人がいることに安堵して思わず唾を飲み込んだ。
街についたときは、日も傾いていた。
外壁の外に、ある街についた。
デニスが
「明日届け出までつきやってやる、ついてこい」
というや否や、近くの【リンゴ亭】とかかげられた建物に入っていった。
女性2人は、肩をすくめ
「許してやってね、彼はああいう性分だから」
といって中に入っていった。




