Chapter8-7 奇妙な宝剣よ今ここに
突如現れた謎の軍団の戦闘には今回の諸悪の根源、太山二郎がいた!!それをいち早く発見した霞之介は号令をかけた。
「目標は諸悪の根源、太山二郎ただ一人!香川義勇軍、突撃ぃぃぃぃ!!」
しかし太山二郎は煽るだけ煽って逃げ出した!そして謎の軍団の猛攻により防戦一方の状態に一気に追い込まれた。
「せっかくのチャンスが・・・あと一歩のところでこんな羽目に合うとは!!」
「とにかく今は攻撃をしのぐしかないよ・・・!」
周囲の敵をなぎ倒しながら古城へ向かう冬花と霞之介。そこに蒼たち3人が合流した!
「ホントは暴れてやりたいところだけと一匹一匹が強すぎる・・・!どうすんの霞之介!?」
「無論、撤退しかないだろうなー。なんかスッキリしないな!」
「りょ!」
蒼はスモークグレネードを大量に投げ、すみやかに撤退した。
「はぁあああああ・・・・なんとか全員を城に避難できたけど、こっからどうするか・・・N〇K集金人撃退システムを魔改造した奴をいたるところに仕掛けたが時間の問題だ・・・。つみです?この状況?」
霞之介は深刻に悩みこんでいた。とりあえずメイアはそんな彼を懸命に慰めていた。一方、冬花たちは城壁に予め付いていたバリスタで何とかこの場を持ちこたえた。
そして夕方になると攻撃の手が止まった。
「やっと攻撃が収まった・・・?敵は恐らく定時退社スタイル?」
「さぁ?とりま念のため見回ってくるわ。」
冬花はぐったり倒れ、蒼とユリは念のために警戒体制を保っていた。その日の夜はどえらいどんよりしたオーラを漂わせていた。
一方、現実世界即ち香川県では、太山夕菜が懸命に香川県庁のどこかにあるという転移ゲートを探していた。
(あの爺さんからもらった魔力探知レーダーが光ってる!この近くに?)
夕菜がレーダーの反応を確認している最中に足音が複数人分聞こえた。
「まぁ成果は順調順調!このままワシの条例に歯向かったクソガキどもをじわりと苦しめてやるわ!!がはははは!!」
(まずい・・・もしかしたらピンチかも!!)
夕菜は急いで女子トイレに隠れ、足音が聞こえなくなるのを待っていた。魔力探知レーダーの赤いボタンを押すと立体的なマップが表示された。9階あたりに強い魔力反応が示されたが、赤い点が散りばめられていた。恐らく警備の者だと思われる。
そして現在は4階にいるがこういう時に限ってエレベーターが故障中だ。夕菜は大きなため息をつきながら9階を目指して大急ぎで駆け抜けた。
「怪しいやつめ!!捕らえろ!!」
「うわぁやっぱり~!!」
大急ぎで階段を上がり体力のすべてを振り絞って何とか9階にたどり着いた。そこからしばらく探索すると”特別会議室”の扉を見つけた。するとレーダーが激しく発光した。夕菜は慌てて隠そうとしたが光が強すぎるため光が漏れだした。その光に気づかないわけもなく警備の人たちは一斉に夕菜のもとに駆け付けた!その時、無意識にドアのセキュリティロックの装置に魔力探知レーダーをかざすとロック解除のアラームが鳴った。
「ん?なんか開いた音したけど・・・とりあえず今は!」
大急ぎで特別会議室へ向かい急いでドアを閉め、さらに大急ぎでパイプ椅子やロッカーで防御を固めた。
一息つくと目の前には転移ゲートらしき謎の装置が目の前に!
「これは・・・いったい何なの?もしや・・・!?」
夕菜は決心して転移ゲートの中に入った!その後、まばゆい光と激しい重力の乱れのようなものを全身に感じ、気を失ってしまった。
しばらくして目が覚めると古城のような・・・明らかに香川県庁とは異なる建物の中にいることが鮮明に理解した。 魔力探知レーダーがまた激しく光り、手に取ると矢印のような立体テクなグラフィックが表示された。そして考える暇もなくその矢印に従ったひたすらに駆け抜けた。途中怪しげな連中が襲い掛かったこともあるが何とか追跡を振り切った。
きっとそこに大いなる剣を扱える人がいると信じて。
翌朝、冬花たちが籠ってる古城では鬱オブ鬱な感じで色々と大変なことになっていた。
「あぁ・・・もうやだ何もかも」
「えぇ!?どうすんのよあいつ等また来たら今度こそ死んじゃうって!!」
霞之介は布団にから断固として出ようとせず、メイアは力ずくで叩き起こそうとしたがてこずっている。なんとか説得を試みたが彼の表情は死んだ魚のようだった。過酷な現実に直面したのかもしれないが・・・。そんな様子を後ろからジーっとみていた蒼はすこしイラついた表情をして、その場を去った。
「はぁ・・・全く情けない奴だ。ってあっ・・・!」
「蒼さん?どうしたんすか?」
「徹くん!?あ、なんかごめん一人で勝手にイラついてて・・・」
「オレは、みんなと違って弱っちいけど・・・諦めたくないです!」
「今は絶望的な状況だけど・・・うん、そうと決まれば偵察行っちゃう?ついでに兵糧攻めをちょこっとやっておこうか。
「てか客人来てるみたいだけと霞之介さんに用があるって。」
「ちょっと呼んでくる!」
蒼は霞之介の部屋に急行して彼の腰髄に髄殺拳(出力4%)をくりだした!
「うぎゃああああああああああああああ何すんだよーーーーー!!」
「オラッいい加減に起きんか!!起きないと髄殺拳の出力上げちゃうぞ☆」
「あうあー助けてくれー」
霞之介は非常に情けない声で命乞いしながら部屋から出てきた。そして流れるように徹は霞之介を連れて客人の元に連れ出した。
「何?何なんだよ!こっちは鬱まっしぐらなんだが!?」
「あなた・・・この剣使えるの?」
「はい!!!??」
「私は太山夕菜です。あの悪名高い太山二郎の娘です・・・。」
「マジかよ・・・」
「決して許されるわけではないんだけど、うちのクソ親父が迷惑をかけて本当にごめんなさい!」
夕菜はダムの放流のごとく涙を流し、土下座した。霞之介は思わず目をそらしたが、次第に頬ておけず優しく話しかけた。
「君はアイツと違って素晴らしい人間だ。それに君は涙と土下座は似合わない。せっかくのカワイイ顔が台無しだぜ?大丈夫、なんとかしてみせるさ!」
それを影から見た蒼はコイツホンマに・・・・・と頭を抱え呆れていた。メイアは苦笑いしつつも蒼をなだめた。
夕菜は魔法文字で刻印された水筒のようなものから 刀身が人の顔のようにも見える奇妙な宝剣を取り出した。霞之介の目は点になり手がわずかに震えていた。恐る恐るグリップを握るとその奇妙な宝剣に金色のひび割れのような光があふれ出した。
その時、不思議なことが起こった!なんと宝剣が神々しいデザインの大剣に変化したのだ!!
「すごい・・・真の力が開放されたってこと?」
「よくわからんがすごい力を感じるぞ!てかなんで変わったんだ?」
「確か超越した精神力を持った人があの変な剣を手にすると変かするみたいな噂聞いたような・・・あとこれ”まーニカティ”っていうらしいよ。」
「多分幾多のクソゲーをやりつくしたせいで知らないうちに精神力が鍛えられたもんだから剣がそれに反応したというわけか・・・んでどこで手に入れたの?」
「あぁそれは後程・・・というわけでお願い!アイツを止めて!でないと香川が・・・・」
「あぁ、任せろ!ただ二度と会えなくなる可能性が高いけどいいのか?」
「別にいいよあんなの。親父がやらかしたせいでいじめられることが急増してしまったしいっその事一思いに・・・!」
「マジか。確かに親があんなんじゃあ殺したくなる気持ちもわかる気がするけどね・・・。」
「お願い・・・・・・・。」
夕菜は過労によりバッタリと倒れた。徹は急いで彼女を背負って近くの大きなソファーに運んだ。
一方ユリと冬花は朝食し終えたところだ。
「その・・・救世主プログラムって言ってたけどさぁ、疑問に思ったことない?」
「ありますねぇ!なんか自分がプログラムの塊みたいなもんですって突然言われたら色々整理がつかなくて・・・。今はただやれることをやってるだけというか・・・。」
「ドリームビルダー社の陰謀を止めるためにクリスタル・ペッパー によって生まれた?いや作られた?とは言え何かやりたいことってなんかないわけ?」
「なくはないけど表では絶対言えないやつですね・・・例えば~ゴブリン×ドワーフの・・・」
「・・・わかったこの話はやめようハイ!!やめやめ!」
冬花は何かを察して逃げ出した!
(にしても感覚的に人間とあまり大差ないな・・・なんかゲームのキャラがそのまま実在したかのような感じだし。これ以上はいったん考えるのをやめよう。)と色々考えているうちに霞之介に呼び止められた。
「昨日の奴らが現れた!すぐに準備してくれ!ユリも頼んだ!」
「りょー」
こうして”まーニカティ”を手に入れた霞之介たちのテンションは爆上げし、いよいよ逆転劇が始まるのであった。その大剣の威力はまさに常識外れで香川県議会が送り込んだであろう刺客の軍団の軍勢を一気にそぎ落とすことができたそうだ。とは言え数がとにかく多い!
「あっこの辺あたいらで何とかするんで!」
「あんたたちは対象の首とってきなさい!」
「大丈夫です!ここは・・・・・・わたしたちで抑えます、だから早く!!」
メイア、蒼、ユリは冬花に合図を送った後、3人は向かってくる魔物及びロボット兵の軍団を押しのけた!
「え・・・?うんわかった!死なないでよ!?と、とりあえず行っちゃう霞之介くん?」
「そんなの言うまでもない!敵の本拠地に一直線あるのみ!」
「やっぱりな♂そんじゃぁやるしかGOOOOOOO!!」
こうして二人は一気に敵の本拠地めがけて駆け抜けたのでした。
次多分絵とか別サイトに投稿とかで遅れると思います




