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chapter8-3 香川奴隷解放戦その②

COMICO版の方がだれかしゃべってるのわかりやすいんでそっちもよろしく



 午前7時半すぎに冬花たちは香川県立健全教育施設”カサンドラ”へ急行した!そこには徹と同様に条例違反判定を受け、囚われてしまった18歳未満の若者が大勢いるのだ。

 徹が逃げる際に使っていた裏道のうす暗い細いトンネルをひたすらに突き進む。

 しかし、突然銃声が鳴り響いた!

 

 「げぇ!あ、なんか黒服のオッサンが4~5人いるよ!!」

 いち早くメイアが敵の存在をキャッチした。4人は地面に伏せながら少しずつ後退した。

 「この裏道は使えないかもしれない・・・別な道を通るしかないのかも?(冬花)」

 「けど正規ルートだとすぐに見つかってしまうしリスクが高いです!(ユリ)」

 「面倒だしここは正面突破で行こう!(蒼)」

 

 ユリと冬花はマンホール蓋を姿勢を低くしながら構えて黒服のオッサンたちに向かった。2人が引き付けている間にメイアは発煙筒を投げて視界を遮りそのすきに蒼がCQCやら暗黒カラテやらで仕留めた。


 「はぁ・・・気が抜けないわぁ・・・」

 蒼が一息ついた後、気を取り直して裏道のトンネルを抜けた。すると不自然に大きく厳つい門が姿を現した。


 「はぇ~でかいな。じゃあ記念に取ります?」

 冬花はなんか自撮りを始め、メイアはあからさまに混ぜてほしいような目つきで冬花を見つめた。

 「じゃぁ取りますか二人で!」

 ユリはそんな二人を見つめて何かヤバい妄想をし始めた。


 一方蒼は何か妙な噂があることを思い出した。

 「このカサンドラ、鬼の泣く牢獄とか言われているらしいね。香川県議会はここをなんかの教育・・・・洗脳施設として利用しているみたいな。それに聞こえない?鬼が泣いているような音が。」

 

 ピロロロロロロロ・・・・・ピロロロロロロロ・・・・・ピィーーーーーーーーーー・・・ピャーーーーーーーーーーーーー・・・

 「鬼が泣いてるというよりすごい昔のおもちゃの銃の音にしか聞こえないんですがそれは」

 冬花は困惑しながら異議を唱えた。

 「あとここ2度と出ることができないとか言われているけどまぁ所詮噂だし。一応警戒しながら潜入しましょ。」

だが蒼たちはさも当然かのようにツッコミをスルーして奥へ進んだ。

 突如、すごい威圧感とともにどこからともなく4人のガチムチナイスバルクなマッチョマン4人が現れた。

 「誰だお前らは!!」

 蒼は手にしたワイルドホークを構えた!

 「我はカサンドラの戦士ライガ!」

 「同じく、フウガ!」

 「同じく、プ~ガ!」

 「同じく、ワキガ!」

 ライガ、 フウガは普通の色黒のマッチョマンだが、プ~ガはメタリックな肌の色をしており、ワキガはサーモグラフィーのような肌の色をしていた。


「変なのキタあああああああ!!」

冬花たちは驚きを隠せなかった。

「フッ・・・私たちがいなきゃ死んでたな。」

蒼は気を取り直してなにか変なことを呟いた。


「何人たりともここを通すわけにはいかん!」

プ~ガ達が門の前で通せんぼしたが、肝心の門は自動ドアのごとく開いていた。しかし誰もそのことに気づいていない。

 「ここはあたしに任せて!」

 「われらが使うは二女抜無様にしんふうらいけん!!」

 「同じ血、同じ筋肉、同じ救世主気取り、同じ感性を持つ者だけが習得可能な拳!」

 ライガとフウガは二女抜無様の構えを取った。

 「道をどかないと、あんた達死ぬわよ。」

 冬花は細木〇子的なノリで脅したが、ライガ達には通用せず、冬花はショックを受けた!

 「すでにあらゆる若者が精神的な死に支配されている!」

 「この門を開けようとする者には・・・・」

 「水・・・いや、死あるのみ!」

 「えーとぉ・・・あたしはぁ、北斗神拳で人を救うことを信条としているのでその・・・通して♡お・ね・が・い♡」

冬花はライガとフウガに色仕掛けしたが全然通用しなかった。一方プ~ガとワキガはしれっと門の奥へ逃げて行った。いったい彼らは何なのだろうか?



 冬花は両足をタカアシガニのように伸ばしながら何とも言い難い歩き方で徘徊し様子をうかがった!

 「二女抜無様!!」

ライガとフウガの拳の間に風と雷のエレメントが混ざりあった黄緑色で糸状のエネルギー場が発生した。そしてそれをフウガを中心にコンパスめいて糸状のエネルギー場を振り回した!!しかも極めて速い!!

 さらに鰊!鰊!という掛け声とともに隙が無いぐらいに連続で二女抜無様をくりだした!

 「もはやこれまでか・・・!」

 冬花は満身創痍寸前だ。メイアはすかさずギガリペアをとなえた!冬花の傷が回復した!

 「あたいが相手になってやるぜぇ~♪」

 「え・・・?まぁとりあえず頼んだ・・・!」

 メイアにバトンタッチしたあとなぜか水割りを用意した。

 「な・・・何故!?」

 「なぜ我らを殺さぬ!?」

 「殺意より悲しみ・・・あなた達の目はもはや2度と閉ざされることはないって感じがしたから?知らんけど。」

 「な・・・なんと!たったこれだけの戦いで俺たちを見切るとは・・・!?」

 「フウガ!!」

 「?あたしぃ?」

 「冬花、ちょっと黙ってろ」

 ライガとフウガはア“ァ”ッ オ”ォ”ッ ア“ァ”ッ オ”ォ”ッといった唸り声のような足音を立てながらカサンドラの扉の前に近づいた。冬花も二人についていったが、扉を開ける前にすり抜けてしまったのです。まさにKYの極みである。

 「うわぁ!なんだ!?」

 扉の向こう側にスタンバってたプ~ガとワキガは分厚い扉をすり抜けてきた冬花をみてあいた口が塞がらない状態に陥った。そのまま冬花はのんきにお昼寝タイムに突入した。

 「ラ・・・ライガとフウガが扉をこじ開けようとしているぞ!!」

 二人は気を取り直してカサンドラの扉を必死に抑えようとした。しかし・・・?


 「ぬっ・・・ぐわああ!だめだ!すごい嫌だ!!!」

 なんとプ~ガは扉を開けようとする力に耐えきれず、大声で愚痴をこぼした。その後、プ~ガとワキガの必死の抵抗はあっけなく消えかかり、ついには扉から急いで離れていった。

 ちなみに、実はこのカサンドラの扉は一見開き戸に見えるが実はこれ引き戸だったのである。

蒼たち3人はそんなカサンドラの扉のギミックに唖然とした。


 「あんた達にに賭けてみよう!!あんた達なら香川県議会の野望を打ち砕けるのかもしれない!そして、俺たちを含めここにいる香川県民のすべてのものに再び自由と平和を!!」

 「この門を開けてもらえるかな?もはやここは2度と閉ざされることはない・・・要するに自由への第一歩っつーことだな。」

 蒼はライガとフウガに熱い握手を交わした。一方冬花は目を覚まし、何かを思い出したかのように蒼たちと合流した。

 「さて、皆さんいきましょう!というかわたしほとんど出番がないので仕切るのもなんですが・・・」

 ユリはすこし恥ずかしい表情を見せた。こうして香川奴隷解放戦の第一歩がスタートしたのだ!


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