chapter5-2 死刑宣告?
数日後、冬花は謁見の間みたいなだだっ広いところに呼び出された。無駄に長いレッドカーペットに沿って歩き、奥で退屈そうに座ってるロゲエーオ王の元へ進もうとする。しかし、この緊張感はなんだ。なんかアレだ。面接試験みたいな感覚だ。・・・しかもいかにもモブっぽい兵士がめっちゃ並んでいる。そのため冬花の脚がめっちゃガダガダ震えていた。そもそも謁見の間って無駄に広いのだ。パッと見た感じは一般的な学校の体育館ぐらいには広い。 こりゃ歩くのも一苦労だ。きっと掃除も大変なのだろう。
ようやくロゲエーオ王の近くにたどり着いた。案の定ゴージャスな椅子に座っている。しかもその顔はどこか怠い感じであった。
「えっと・・・・はぇう!話というのは・・・・・・?」
いかにも死にそうな表情で尋ねた。冬花はもう色々とメンタル的に限界のようだ。
「クビ。」
王はあっさり答えた。
「え?なんて?どういうことですか?」
「クビ。クビ。大事なことなので2回言いました。」
「え・・・ちょっと待ってください!フジツボムに感染?いや・・・寄生?された過去もありましたけど、今はこうして職務を全うしているじゃないですか・・・。自分で言うのもアレなんですけど・・・。」
さすがに冬花は反論した。
「ならば教えよう。貴様は知ってはならぬことを知ってしまった。それだけで十分罪深いッ!!」
王は目を大きく開き無駄に大きい声で叫んだ。
(バ・・・・バレたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!こっそり研究室入ったのバレたぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
冬花は尋常じゃないぐらい大量の冷や汗をかいた。そして周囲をキョロキョロ見渡した。
休む間もなく王は判決を言い渡した。
「月宮冬花!貴様は令和のデビ〇マンとか、冒涜の書などの二つ名で有名なあのクソ映画である映画ド〇ゴンクエ〇トY〇UR ST〇RY視聴の刑とする。あとついでに実写デビ〇マンとかその他諸々もオマケで。」
「ヒェッ・・・・・いくら何でもそれはないでしょ!?こんなん死刑の方がまだほんの少しマシだよ・・・・。」
がくっと膝から崩れ落ちた冬花をモブ兵士が取り囲もうとする。本来ならば冬花はここで”や、やめろモブ兵士の皆さん!ぶ、ぶっ飛ばすぞー!”的なノリで抵抗するのだが、主にメンタルが限界なので抵抗する余裕もなく、そのまま沈黙するしかできなかった。
すると目の前に現れたのはなんと、龍山師 蒼だった!彼女はチベットスナギツネのような眼差しで冬花を見つめていた。右手を上にあげて合図するといかにも魔道士っぽい人が6人ぐらい現れた!魔道士っぽい人達は魔法陣を展開しているので見るからに完全に殺る気マンマンだ!
「ア゛オイディャン!?ナディヤッデドゥンディス!グンドゥア゛ダシヴァドゥボダディジャナカッダドォ!・・・・・オンドゥルルラギッタンディスカー!!!(※翻訳:蒼ちゃん!?なにやってるんです!君とあたしは友達じゃなかったのぉ!・・・・・・本当に裏切ったんですか!!!)」
冬花は必死に叫ぶが、ただ虚しく響き渡るだけであった。
「面倒だ!撃てーーーー!」
再び蒼は合図を取った。
杖からピンク色のビームが放たれ、冬花に命中した!物理的なダメージはないが、白目をむいて気絶してしまった。
「奴の装備品をすべて没収せよ!あと囚人っぽい感じの服を着せろ!」
蒼はドスの聞いた感じの声で周囲の兵士に命令した。
1分も経たないうちにこれまで使っていた装備品は没収され、囚人っぽい感じの服を着せられ、そのまま冬花は監獄へボッシュートされてしまうのであった・・・。
しばらくして冬花は目を覚ました。少しだけ自分の状況が分かってきたようだ。
「あぁ・・・・これからアタシはどうなるんだ・・・・最悪すぎる・・・友人に裏切られるとかもう嫌!!」
真っ白に燃え尽き、生きる意味を失う冬花であった・・・。
「大丈夫だよ!冬花ちゃん!」
唐突にサヨリは冬花の身体から分離し、励ました。
「大丈夫じゃない、大問題だ・・・・。」
死んだ魚のような目で適当に返答した。
「こりゃー困ったな…。よし!ちょっと待って!」
一体サヨリは何をしようとしているのか・・・?
半角カナが反映されないんだけど!!!!!




