表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

プロローグ 目覚め

初投稿です。

金曜日に執筆の時間が取れるので、そこを中心に交信していきたいと考えています。一話の分量を頑張って多くしていきたいと思います。よろしくお願いします。

最初は短いです。すみません。

World end ever dance


 世界は崩壊する。

 それをただ見ていることしかできない。

 なんどもなんども、それを食い止めようとしても何も変えることができない。

 崩壊する。亡くなることが運命ずけられているようで、それを食い止めることができない。

 なくなった世界が、もう一度始めからやり直されて別の世界が完成する。

 それでも、その世界は崩壊する一方だ。

 何年も、何千年も、何億年も繰り返される、常に行われる自然の淘汰。

 しかし、それが自然の行いであれば、この私はなんなのだ。

 この私に与えられた力はなんのためにあるのだ。


 結局、この世界を守れないのであれば、私はこれ以上何をすればいいのだろうか。



 記憶は流転する。

 幾度となく、その記憶を持って世界に出現する彼は誰か。

 彼は、何度もなんども世界に現れては、その世界の歴史に名を残す。

 けれども、それがなんのか。

 その世界は、後、どれほど存在しているのか。 

 その世界で手に入れた名声は、これからなんの役に立つのだろうか。

 彼は、なんのために世界を回っているのだろうか。

 彼は、何をするために、私の世界に現れるのだろうか。



 ●


 世界は、幾度となく繰り返される。何度も何度も、魂がすり減るまで、この世界は続くのだろうか。しかし、この世界を作り直しているのは誰か。

 世界はなんで存在しているのか。

 この世界は本当はなんなのか。

 いろんな世界を渡った。それは、この世界の「本当」を知るために。

 どの世界のどんな時代でも、僕は歴史に干渉してきた。

 どうすれば、この世界の「本当」にたどり着けるのか。それを調べるために、努力して、死んで、生き返って努力して。

 結果、何を得られたというのか。

 世界の外にはなのがあるのか。僕の「本当」はなんなのか。

 この世界には、「本当」があるのか。


 僕は、世界の「真実」を知ることができるのか。

 


 それは、何千回の繰り返しの果てに、「彼女」がいた。

 彼女は本当に、「彼女」と言っていいのか。

 しかし、世界と世界の間。なんと言っていいのかわからない、その空間に、彼女はただ一人でそこにいた。

 目が合った。


 そしてすぐに理解した。理解せざるを得なかった。

 この世界の繰り返しの中には、彼女が存在していることに。

 この世界が崩壊したのち、また世界を作っているのは彼女だということを。


 僕は、「僕の本当」を知った。




ーーーーーーworld end ever dance


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ