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キャラクター設定集  作者: ありさと
5/6

ライアン・レオパルド

国籍 異世界

言語 共通語

出身 フェルメリア

生家 伯爵位 両親 兄・兄・姉・本人・妹・弟 

婚姻 なし

 ライアン・レオパルドは人好きされる人間である。

 継ぐ爵位がない為、幼い頃から騎士を目指していた。観察眼に優れており、人の欲望を見抜く事が得意。それを悟られる事なく、その欲望を仄かに満たし、その者の懐へと入る事を得意としている。人心掌握に長けている。感情の起伏は穏やかで、人を安心させる雰囲気を持っている。

 あまり人や物事に執着しない。


〇ストーリー〇

 人や物事に執着しない、博愛主義者の様なライアンにもついに気になる人が出来た。それは異世界からやって来た聖女様だ。とは言っても最初は大して興味を持っていなかったと思う。どんなハニートラップにも引っ掛からず、笑ってスルーしている様子に面白いと思ったのがきっかけだ。

 聖女様をこの世界、ひいてはこの国に留める為に国は様々な美男美女を聖女様に関わらせている。今までの召喚者は勇者、聖女問わず大体がこれで簡単に落ちている事から、有効な手段として今も使われている。こんなにもあからさまであるにもかかわらず、異世界という非現実的な環境がそれに気付かせないのではないかと言われている。時折美男美女が通じない事があっても、それは単にその者が特殊性壁で趣味ではなかったというだけの話であった。そういう場合は暫くの観察の後、趣味にマッチする人材を宛がって解決した。

 今回の聖女は今までと若干毛色が違っていた。確かに美男美女に見惚れているというか、観察しているに近いかもしれない。だが確かにその目には楽しみを含んでいる事から好みは美男美女で間違いないだろう。ちょっと強面やスキンヘッドも好きみたいだが、反応は美男美女を見る時と大して変わりない。それで言えば獣人を見た時の方が欲を感じる目をしている。しかしそれは情欲などというものではなく、確実に愛玩動物とかそういったモノに向ける感情であるだろう。そう、可愛がりたいとか、遊びたいとか、そういう感情だ。

 聖女は無意識か意識下かは不明であるが、どうやら恋愛に忌避感を持っているらしい。あからさまな好意は苦手だとその表情が語っている。といっても他の者は気付いていないだろう。それは全体を通して見ても僅かにしか現れていない変化だ。それは大抵、本人位しか気付けないであろうという変化。他の者は相談でもされない限り気付けないだろう。

 彼女との距離は、慎重に詰めなくては。


 そんな慎重派な彼が実は聖女に少し怖がられているのは、彼が知る事もない事実である。

聖女「紳士で優しくて気が利くけど、距離の取り方が絶妙過ぎてなんか怖い。本当になんとなく、怖い」

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