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スマホの予測変換で思うこと、色々

ご覧頂いた方の時間と労力が無駄にならない事を祈りつつ─────

 一話目で早速黒歴史を構築してしまいましたが、懲りずに思う事、色々綴ってみたいと思います。


 今回はスマホの予測変換について。


 私はずっとガラケーユーザーでした。スマホに替えてから、まだ一年経っていません。なので、

 LINEってナニ~?

 ついったー? あ、どっかの偉い人が暴言吐いて物議をかもしてるヤツー

という認識でした。機種変更後は、

 フリックってナーニー?

 スクショって美味しいの~?

でした。かかってきた電話を受けるにも、

え? タップ? スライド? ど、どうすれば?

という有り様で、これはいかん、習うより慣れよだ。とにかくスマホに慣れようと乙女なパズルゲームに手を出して、そのお蔭でスクショも覚えました。

 やったね!

(なんでゲームにいったし)


 さて、そんなこんなで私は現在、王侯貴族が出てくるとある作品に毎日感想を書き込んでおります。ある日の事、「次期国王」と入力しようとして、出てきた文字を見て暫しフリーズしました。その変換候補は、


「時期国王」「じきこくおう」

(これ以外無い!ドヤッ)


 この二つのみの一括変換でした。

 いえ、スマホはドヤ顔しません。そんな感じがしただけです。それを見て、「あー、これか」

と疑問が氷解するような気がしたのです。

 実は以前から「時期国王」という表記をなろう上で時折見掛けていて、誤用なのか誤変換なのかどっちだろうと思っていたのです。

 という事で確認の為、辞書を引いてみました。


【時期】事を行うための期間。ある区切られた時。おり。 「まだ言い出す-ではない」


【次期】次の時期。次のおり。「 ─ 総裁」


  ───────Weblioより


「時期」という言葉は、ある特定の期間を指すもので、「時期国王」だと、ぶっちゃけ、期間限定な王様といった意味になってしまうのかな、と。なんだそれ。いやいや、私の解釈がオカシイ?

 ええっと、他の辞書によると、


【時期】とき。おり。また、季節。

 同じような言葉に、時機、時季がある。


 ………。


 季節国王???


 ────違いますよね。次の国王という意味の表記をしたいなら、「次期」国王が正しい訳です。

 では何故、スマホは「時期国王」と一括変換したのでしょう? 自他共に認めるIT音痴の私には、その詳細を説明する事は出来ませんが、恐らく、「時期」の方が一般的に使用頻度が高いからではないか、と考えられます。「国王」という語句は、それ以前にも入力していたので、

学習昨日───

 ちょーっと待ちたまえ。

 うわっ、びっくりした! なんてタイムリーな変換が出るんだろう。

 なんでしょうね、学習「昨日」って。

 意味不明なんですけど。

 学習「機能」でしょうおおおっ

 はっ、そう言えば、この前「昨日」って打ったわー。

 だから優先順位が高かったのか……なんてこった。


 ええっと話を戻しまして、

 この場合だけでなく、一括変換せずに文節毎に其々変換候補が出ていれば、私がフリーズする様な事にはならなかったのではないか、と言いたいのです。優先順位・使用頻度がどうであっても、その中から其々選択すればいいのですから。選択した結果を学習して、次に入力した時に反映してくれればいいわけです。

 ところがスマホはとてもお利口なので、汎用性の高い語句をまとめて一括変換してくれるのです。そうなると、一瞬疑問に思っても、「他に無いし、これでいいんだ」となってしまいかねない。その結果、気付かずにそのまま投稿されて、読者である私の目に入るのではないか、と。

 つまり、予測変換がお利口であるからこそ、起こり得る事象なのかもしれません。

 もちろん、入力者がきちんと確認すればいいだけの話ではありますが、予測変換によって誘導されたミス、という一面があるのではないかと思われてなりません。


 このように、語句毎に変換候補があっても、一つの成語のように一括変換した例はまだあります。


「注意喚起」と入力しようとして出てきたのが、

「注意換気」

 へ? 何それ? 注意を入れ換えるの?

 どうやって???

 感想欄に書き込もうとして、出てきた表示だったので、そのまま「換気はしないとねっ」とボケた挙げ句、違うわっと逆ギレしたコメントをしたような───

 

 もう一つ、

「愛玩犬」と入れようとして表示されたのは、

「哀願犬」

 は? 犬が何か哀願してるの?

 水か?

 エサか?

 散歩か?

 お前は雨に打たれた子犬か???

 素行が悪いと評判の少年が、そっと懐に抱えて去って行く、その後ろ姿まで妄想しちゃったんですけどおおぉぉぉ!?


 ────失礼しました。

 うん、スマホは悪くない。妄想を逞しくする私も悪くない、と、思いたい。

 

 こうした謎変換は、様々なシーンでIT機器を使っている皆様からすれば、何を今更と思われるかもしれません。

 繰り返しますが、私はスマホ初心者。

 四文字熟語が一括変換された時には、まぁお利口、技術は日進月歩なのね、と感動すら覚えたのです。そこにぶっ込まれた、

「時期国王」

「学習昨日」

「注意換気」

「哀願犬」といった言葉達。


 戸惑いと困惑をご理解頂けるでしょうか?


 そこで、こんな風に思いました、

 

 大切なのは、正しい選択を心掛けるという事、

言葉の意味をきちんと知り、正しく使うという事、

かな、と。

 

 当然過ぎる程当然の事、ではあります。

 ただ、これは中々出来る事ではありません。私自身、意味を間違って覚えている言葉が結構ありますし、「学習昨日」の様に誤変換しているのに気付かず使いそうになったものもあります。

 スマホの予測変換は大変お利口です。助けられる事の方が多いのもまた事実。でも、判断するのは結局は使用者なのだ、という事を改めて実感させられました。

 

 昔懐かしのワープロ専用機は、一文字ずつ文字を探さなければならなかった。その当時の事を思うと、なんだか隔世の感があります。

昭和を遠く感じる日も直ぐそこかもしれません。

え? 既にそうなってるって? そうですね、近い将来元号が変わるようですし。


 私達が日頃使っている日本語は、数多ある言語の中でも、取り分け複雑怪奇なものとして知られているとか。同音異義語も多い、間違い易い言語です。どれ程技術が進歩しようと、使っているのは人である事。そして、入力という方法をとっている以上、誤変換は避けられない事ではありますが、便利に使いつつも、きちんと使いこなしたい───

 

 そんなスマホの予測変換について思う事、色々でした。

「哀願犬」のくだりが書きたかった!

後悔はしていない!!(嘘です)

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