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8.2

次の日、私の事情聴取の日がやってきた。


一応任意とはいえ、殺人事件の参考人なので指定された警察署に赴く。


「なんか悪いことしてないのに、緊張するな・・」


案内された。


「今日はありがとうございます」


事情聴取の担当はいかにも、というベテランの男性の刑事さんだった。


「早速ですが、電話で少しお話させていただいたように××公園での殺人事件についていくつかご質問させていただきます」


主に殺害された二人との関係性、当日の様子、その前後の私の行動が質問の内容だった。


「華さんの本名はニュースで知りました。写真で華さん、と認識しました。お店では華という名前で会はたいていました。プライベートで遊んだことはないです。あの日の合コンが初めてでした。残しの二人とは面識がありません」


「なぜ、プライベートでも遊んだことがないのに華さんはあなたを誘ったんですか?」


「それは、、亡くなった男性の川島さんですが、うちのbarの常連さんでした。私は分かっていなかったのですが、川島さんは私に気があると、華さんが言っていました」


「ほう、では亡くなった日たりとあなたは三角関係ということですか?」


「い、いえ!違います!私は川島さんに一切の興味もなく、そんなこと彼から言われたこともないです!ただ、華さんがそう言っているだけで、、。それで華さんは彼に気があるらしく、私を使って店以外で会う口実を、、、」


「なるほど?まぁいいでしょう。でも合コンのメンバーで元々直接的に二人と面識があったのはあなただけ、とうことですね」


「それは、そう、、ですけど、、」


「当日、遅れてきたらしいですね。なぜですか?」


「いえ、遅れてないんです!17:00と聞いていて10分前に着いたらもうみんないて、」


「待ち合わせは16:30と皆さんがおっしゃっていましたが」


「そう、らしいんですけど、私は聞いてなくて」


「歯切れが悪くなってきましたね。あなただけが、途中で帰ったと聞きました。なぜですか?」


「楽しくなくて、帰りたくなって・・」


「それは自分に気がある彼が華さんと親しくしている姿に嫌気がさしたのでは?」


「ちが、そうじゃ、」


「殺したいほどいやな気持ちになりましたか?」


「私じゃない!!!」


「まぁ落ち着いてくださいよ。一人で帰った後あなたは何をしていましたか?」


「・・近所の人に会ったので一緒に食事をして帰りました」


「証人はいますか?」


「います!お店に行きました!それで、どうやって帰ったかは、ちょっと酔いすぎて覚えてないですけど・・」


「その方はもしかしてあなたの身元引受人になっている人ではないですか?」


「・・そうですけど」


「あなたの病院経歴を拝見させていただきましたが、記憶をなくしたことがあるみたいですね」


「・・はい」


「自分がしたこと、覚えてない、思い出せないってことがあるのでは?」


「・・何が言いたいんですか?私が犯人とでも?」


煽ってくる刑事にイライラが止まらない。思うつぼなのはわかっているのにどうしても冷静になれない自分がいた。


「そうは言っていませんよ。では最後にこちらを」


そういいながらベテラン警察官はジップロックに入った証拠品を私の目の前に置いた。


「これは現場に落ちていたものです。あまり見かけない物なので証拠品として採取しました。これに見覚えはありますか?」


「・・・ありません」


「そうですか、では今日はありがとうございました」

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