5.2
「藍那ちゃーん!」
声をかけられたほうに目をやるとこちらに向かって大きく手を振る川島さんがいた。
側にはその友達らしき人が三人と、同僚の華、それと華の友達が二人私を待っている。
あれ?時間遅れた??
「お待たせ!ごめん17:00だよね?」
今は16:50だ。
私は昔から10分前行動するタイプなので時間に遅れることはほぼない。
「も~遅いよ藍那!待ち合わせ時間16:30だったじゃん」
え?17:00だったはずだけど、でも私だけ遅れるの変だもんね。聞き間違えたらいつもバイトが17:00からだから勘違いしてしまっていたようす。
「ごめんなさい、遅れてしまって。川島さんもお友達さんも、華も、お友達さんも、ごめんなさい」
「いいよいいよそんな待ってるわけじゃないし!俺らも今来たところだし!」
川島さんのフォローは助かるが、初対面の女の子の目線が痛い。
「(ボソッと)遅れてきてるだけあって気合入った格好してるわ」
なんだか、初っ端から嫌な雰囲気を感じつつ
「気にしない気にしない!ほら!お店いこ!」
仲介である華の明るさに身をゆだねるしかなかった。
合コンは4対4だ。
女性は他私と、華、そして華の友人の舞さんと歩美さん。二人とも華と同じ歳なので私より二つ上。
舞さんはスラっとしながらもキリっとした顔立ちでかっこいい美人。歩美さんはふわっとした雰囲気のかわいい感じの女性。
ただ小声で私に文句を言ったのは歩美さんなので油断ならない。
Barでは決められた制服があるのでその姿しか見たことないしそれでもきれいな人とは思っていたけど、私服の華さんはめちゃくちゃかわいかった。
普段見えない肩が出ていて、そこからもよくわかるけど、本当に細い。白い肌で綺麗。
ハーフアップの髪がまたその身体を引き立てた。
一方男性は、全員川島さんの会社の同僚の人たちだ。
川島さんは某会社の営業職で働いていて今日来ている人は同じ社内の営業二人と、店舗だけど仲のいい同期の人。
まず、同じ社内の二人の内、一人は大塚さん。雰囲気は優しそう。見た目的にはあまりガツガツしてなさそうな雰囲気。もう一人は三上さん。人を見た目で判断するのはよくないけど、すごく遊んでそうな雰囲気。
同期の人は中村さん。動機で仲いいだけあるなってくらい川島さんと似てる空気感。ただ、口数は川島さんよりは少ない感じだった。




