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こっちおいで!

作者: 蛹

他人との自分の距離感

自分の価値観

崩れる瞬間はいつも突然だけど

悩む時間を無視して動き出すの環境

誰にも言えないのは


どうしてだろう


言いたくない

恥ずかしい

否定されたくない


色々ありそう


でも一番は


普通になりたくない


なのかもしれないね


長い年月をかけて育てた悪魔に

苦しみ続ける自分が

他人という存在によって解放されたとき


嬉しいんだろうか?


その苦しみこそが理由だったんじゃないのか?


全てを分かってくれる人などいない

という世界が壊れることで起きる

僕の世界の不都合は

果たして均衡を保ってくれるのか?


理想はなんだ?

他人への依存が?

他人からの共感か?


多分


多分だけど


全て「割に合わない」と思ってしまうよ


起きてもいない未来を

何千回もバッドエンドとして

シナリオを書いてきたなら


わかるよね


これから待つのは、苦しみからの解放

現実という地獄の到来

つまるところ、今のその場所は、防空壕


開けてみる勇気がない

開けなくても終えられる

それは間違ってない

おそらく、予想通り終わるだろう


ただ


たださ。


見返りも何も求めない、腕が、てのひらが、指が

1人、伸ばしてくる


地獄のような場所へ

引き摺り込もうとしている


180度先なんて知らない、知りたくもない

変わりたいなんて思ってない


でも


知りたい欲求は消えない。


あの手を取ったら

わかるのかな…?


取ってもわからなかったらどうしよう

走り出した妄想をこれ以上加速させないで

あの手が時間と現実を取り戻してくれそうで


嬉しいけど


すごく怖い


嬉しいのに


すごく憎い


僕は僕のままでいたいのに


僕は笑わない僕が落ち着くのに


その


今にも引きちぎられそうな、張り詰めた手が


悩ませる時間をくれない


ああ


あの手が

アウトプットのつもり

みんな大丈夫やで

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